ビジネスに必要な“東洋的”人心掌握術

博士の応援ブログ

私の人生を変えたメンターの一人といえば、鴇田正春先生です。

 

日本IBMの専務取締役まで務めるかたわら、算命学を勉強され、

引退後も、算命学奥義「東洋史観」に関する本を出版され、

今でも政界財界からたくさんの相談を受けていらっしゃいます。

 

2010年頃初めてお会いし、

以来、毎月、鴇田先生に勉強会で講義をしていただいています。

 

講義の中身も素晴らしいのですが、

私は、そのあとの懇親会での鴇田先生からのお話も大好きです。

 

国際的大企業のトップマネジメントとして活躍された時の様々な経験、

幅広い知識でお話いただく内容は、毎回、とても勉強になります。

 

 

先日お話いただいた内容をシェアしますね。

 

 

算命学では、十大主星というもので、人が生まれ持っている想念や潜在能力を表していきます。

(ミッションメンタリングではトイロキャラと呼んでいます。)

 

その十大主星の一つに、石門星(ハーモニー)というものがあります。

 

これは、和合・協調・政治力などを表します。

 

石門星を持っている人は、

人と人とを和合協調させたり、

仲間にしたりすることが上手だと言われています。

 

 

鴇田先生もその一人です。

 

異なる意見の間に入って妥協点を探ったり、

会議の前にあらかじめ根回しをして、

自分の意見に同調してくれるように

準備したりするのも得意だと言われています。

 

 

鴇田先生いわく、

「ビジネスで自分のやりたいことを前に進めるためにもっとも重要なことは何か?

コミュニケーションスキルとかプレゼンスキルじゃないね。

それは関係者に恩を売っておくことだ。」

 

「いざという時に力を貸してくれたり、会議で賛成してくれたり、

こちらの意を汲んで動いてくれるようにするためには、

普段からどれだけ、人に『貸し』を作っておくかが大事なんだよ。」

 

「それは、欧米でもよくやることなんだね。

できるエリートは、日頃からキーパーソンに恩を売っておいて、

重要な会議の前の晩には、電話するね。『おい、明日、頼むよ』ってね。」

 

「ただ、本当はそれだけではダメなんだね。

東洋史観的には、

『恩を売るときには、相手の負担になるようなやり方は下策』とされているんだね。」

 

 

どういうことかと言うと、

例えば、あなたの部下が自分の子供の就職が決まらなくて困っていることを噂で聞きつけたとします。

 

その時に、「よし、俺に任せろ」とばかりに知り合いに手配して、

部下に向かって「おい、息子の就職先を見つけてやったぞ」とやってしまう。

確かに、その部下は大きな恩を感じます。

しかし、それは重い恩になります。

 

負担を感じてしまうのです。

 

すると、その部下は、できるだけあなたを避けようとします。

 

そして、ついには離れていってしまうことがあるのです。

 

 

鴇田先生のいう上策とは、こうです。

 

密かに就職先を見つけてきたら、部下にこう言います。

「いやあ、知り合いの●●ってやつの会社で人が足りなくなって困っているらしいんだ。

俺もなんとか助けてやりたいんだけど、

聞けば、お前のところ、出来のいい息子がいるそうじゃないか。

なんとか助けてやってくれないかな」と、

こちらからお願いするのです。

 

部下にしてみれば、

息子の就職先が見つかって嬉しいのですが、

それはあなたからの依頼なのです。

 

お願いされて息子を就職させることができるのです。

 

部下は、あなたに対して、メンツを保ったまま、

大きな恩を感じるのです。

 

 

これが、東洋的な、「バランスを考えた」やり方なのです。

 

 

いかがですか。面白いですね。

 

 

東洋史観や、東洋的考え方、これからもお伝えしていきますね。

 

ではまた!

 

 

篠田法正

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