Chikakoハッピーコラム 季節を表わす二十四節氣「清明」

清明(せいめい)

 

2020年 4月4日

 

「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」の略語。

すべてのものが、清らかでいきいきする頃
清々しく明るい氣が、天地に満ち
美しい季節。

 

先祖供養をする日、のところもあるようで

沖縄では、「清明祭」と言われ、墓前に親族が集まり、

お線香・お花・重箱のお料理をお供えして供養するそうです。

 

お墓の前で、ご先祖様を囲んで楽しく賑やかな宴…いいですね。

 

きっとご先祖さまも優しく微笑みながら見守ってくださいますね。

 

 

4月8日は、灌仏会(かんぶつえ)。

お釈迦さまが産まれた日で「花祭り」が催されます。

 

お釈迦さまは、

誕生直後に東西南北に七歩づつ歩んで

右手は天を、そして左手は地を指されて、

 

『天上天下唯我独尊』

 

ー自分ひとりが尊いのではなく、それぞれが尊い使命を宿しているー

と宣言されたという伝説がありますね。

 

 

また、

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)に十三歳でお参りする「知恵貰い」の行事は、 4月13日。

 

京都嵐山の法輪寺の 「十三詣り」の場合は

帰路、渡月橋を渡り終わる前に振り返ると、授かった知恵も、戻ってしまうという言い伝えがあるそうです。

 

さすが知恵の仏様、ちょっと厳しいですね!

 

 

こんな言葉もあります…

 

『万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草と知れる也』

ー太陽の光が万物を照らし、天地すべて清く明るい季節で、咲き始めた花が何の花か明らかになるー

 

空気が澄んで

陽の光が明るく万物を照らし

すべてがはっきり鮮やかに見える、清明。

 

花が咲き、鳥は歌い、空は青く澄み、風は爽やかな季節。

 

今年のこの時期、心洗われ、穏やかに落ち着く言葉が並ぶ節氣ですね。

 

 

何があろうと、自然界は、自然の摂理で変わることなく進んでいく。

 

今一度、自然界を見習って

行動の制約はあっても、

心にブレーキはかけずに

体に氣をつけて、

そして氣持ちに寄り添って、

言霊はいつも以上に大事に扱うことで、

楽しく、自分らしく輝いて進めるよう、心掛けたいですね。

ミッションメンタリング協会認定講師
周防千賀子

人生のなかばを過ぎて、

・もっと違う人生があるかもしれない
・さらに人生をステージアップさせたい

と感じているあなたへ

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