本当なら、運が上がるはずなのに…

今日は、運命学のお話です。

ある経営者から相談されました。

「数年前に、占い師さんに見てもらったら、

これからあなたは運勢がよくなる、って言われたので

楽しみにして頑張ってきたのに、

どうもうまくいかない。

本当のところ、見てほしいんです」

早速、宿命を見てみると、

確かに、数年前から運勢が上がっていくように出ていました。

占い師さんの言葉は本当だったのです。

でも、

運勢が上がるはずなのに、なぜ上がらない？

そこで、詳しく聞いてみました。　　

「どんなふうに、うまくいかないのですか？」

「大きな商談がまとまりかけたり、

ビジネスコンテストで評価されたり、

融資が決まりそうになるんだけど、

いつもあと一歩で、話がまとまらない。

で、結局、業績が上がらないままなんです」

なるほど。。。。

「運勢の上昇氣流が吹いているのに、それに乗り切れずに、落ちてしまうのですね」

そこで、こんな話をしました。

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昔、算命学の宗家、高尾義政先生がご存命の時のことです。

とある政治家の行く末を尋ねた人がいました。

高尾先生は、すぐに答えました。

「ああ、この人は、いいところまでいくんだけど、総理大臣にはなれないね」

「まだ、生年月日をお伝えしていないのに、どうして、わかるのですか？」

「この人は、派閥政治反対を高らかにうたっていたのに、今は派閥をつくっている。

言ったこととやっていることに矛盾がある人は、運勢が味方しないんです。

せっかく運勢が上がろうとしても、大事なところで失敗するんです」

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つまり、

「矛盾があると、運命は味方しない」ということなのです。

単なる道徳論ではないようです。

自然界は矛盾を解消するように働くという原則論なのですね。

矛盾とは、言ったこととやっていることが違っているなどもそうですが、

「本来とは異なる状態を続けている」ということです。

例えば、経営者、起業家の場合、

・経営方針と違うことをしてしまっている

・社員に怒り顔で「笑顔が大切だ」と怒鳴る

・借金を返さないままでいる

・すべき支払いをしていない

・取引先との約束を守っていない

などなどですね。

最近で言えば、

請求書の日付をごまかして月の売上を下げ、補助金をもらっているなどもそうかもしれません。

矛盾が大きくなればなるほど、矛盾を解消しようとする自然のエネルギーが働くため、運勢が落ちるのです。

逆に言えば、

矛盾なく生きることで運命が味方してくれるのです。

この話を聞いたその経営者は、思い当たることがあるらしく、納得しながら帰っていかれました。

きっと、すぐに矛盾を解消して、上昇氣流に乗っていかれることと思います。

参考になさってください。

またお会いしましょう。

篠田法正でした。

自然界の法則で、自分らしく。