博士の応援ブログ

Chikakoハッピーコラム 季節を表わす二十四節氣【寒露】

【 寒露(かんろ)】

2021年10月8日

 

本日からの節氣に「寒」の文字が出現です。

本格的な秋の始まり、野草に宿る冷たい露『寒露』。

 

朝晩は冷え込みますが、大気の状態は安定して

澄んだ秋晴れで過ごしやすい日が多くなります。

 

山々の色づきも濃さを増し美しくなっていきます。

 

 

「陰寒の氣におうて露むすび凝らんとすれば也」

 

気温が下がり、草花に結ぶ露にも寒さが感じられ

人々も冷たい陰氣を肌で感じられる頃ですね。

 

 

〜七十二候〜(しちじゅうにこう)

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

 

①初候10/08〜10/12 鴻雁来(こうがんきたる)

雁が北から渡って来る頃。

 

遠くシベリア、カムチャッカから海を越えてやってきた雁は

日本で越冬して春の訪れと共に北へと帰っていく“冬鳥”です。

 

初めて訪れる雁を「初雁(はつかり)」

この頃吹く北風を「雁渡し(かりわたし)」と言うそうです。

 

 

②次候10/13〜10/17 菊花開(きくのはなひらく)

菊の花が咲き始める頃。

 

各地で菊まつりや品評会、菊人形の展示が開かれます。

不老長寿の薬効がある菊を、お酒に浸したり

お風呂に入れたり、菊花酒・菊風呂を楽しんだようです。

晴れわたる青空を「菊晴れ」とも言うそうです。

 

 

③末候10/18〜10/22 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

キリギリスが戸口で鳴く頃。

 

キリギリスとありますがこの候で登場のキリギリスは

ツヅレサセコオロギだと言われています。

「リーリーリー」と鈴のような音色を聞きながら

秋の夜長を楽しんでいたのでしょうね。

ーーー

 

 

10月15日午後10時から『伊勢神宮神嘗祭』が始まります。

 

“収穫に感謝し新穀を奉る神宮至高の神事”

最も重要なお祭りで、その年に収穫された新穀を

最初に天照大御神に捧げて御恵みに感謝するお祭りです。

 

御装束・祭具も一新され

外宮では15日午後10時と16日午前2時
内宮では16日午後10時と17日午前2時

『由貴大御饌の儀』(ゆきのおおみけのぎ)で

新穀の御飯・御餅・御神酒、そして海や山の幸がお供えされます。

※由貴とは…神聖であるという事
※大御饌とは…神様のお食事の事

 

17日正午に天皇陛下より神様へのお供えである、幣帛(へいはく)が奉納されると

その後、

25日まで伊勢神宮の百二十五社全てで神嘗祭が行われるそうです。

 

秋の実りに感謝を申し上げ、

皇室の弥栄/五穀の豊穣/国家の隆盛/国民の平和 が祈られてきました。

 

十日間にわたる、最も重要なお祭りなのですね。

神嘗正月』とも呼ばれるようです。

 

 

余談ですが…

「五穀豊穣」の五穀とは

米・麦・粟・黍(稗)・豆(こめ・むぎ・あわ・きび(ひえ)・まめ)

全てが日本人の食生活を支えてきた穀物で、

近年、そのミネラルや食物繊維が注目されていますね。

 

粟や黍はあまり馴染みがないかもしれませんが

和菓子屋さんには美味しい粟もちや黍だんごなどが並んでいます。

 

最も親しまれている「お米」

 

新米”というのは

秋に収穫して、その年の12月31日までに精米→包装されたお米の事だそうです。

 

この時期、精米したての新米…美味しいですよね。

お口の中でゆっくり噛むとやさしい甘さが広がります。

もうこれだけでご馳走!

 

水分量が多い新米は粒が壊れやすいので、

いつもより静かに研いで

お水は少なめで炊いて、

お茶碗にふっくらよそって

ぴかぴかに輝く炊きたての新米、ぜひ味わってみてくださいね。

 

<おまけ…>

お米はもちろん精米したてが一番美味しいのですが

ご自宅で精米しない場合のお米の保存は、冷蔵庫の野菜室だそうです。

低温保存がいいので冷凍庫でもOK。

ペットボトルで保存するのがスペースも取らないのでお勧めですって。

 

意外と知られていないのがごはんの栄養。

 

炭水化物ばかりだとお思いかもしれませんが

タンパク質=牛乳コップ半分くらい
食物繊維=セロリ3分の1
ビタミンB1=キャベツ葉1〜2枚
鉄分=ほうれん草葉1〜2枚

そして、マグネシウムや亜鉛などのミネラルや他のビタミンも含まれています。

 

だから栄養バランスの良い、ごはん中心の和食が健康的だと

世界でも注目されているのですね。

 

 

お米って今は1カップで測りますが、

昔は一合升(いちごうます)で測りました。(日本酒ファンはおわかりですよね)

一合=150g
一合の十倍=一升(しょう)
一升の十倍=一斗(と)
一斗の十倍=一石(こく)

 

明治の終わりに統一されて

米俵一俵=四斗=60kgになったそうです。

 

一合のお米が一回の一人分と計算されて、一人につき一年間で一石必要と考えられていました。

(現在では半分くらいでしょうか…)

 

たとえば、加賀百万石の「百万石」。

これは、百万人の人を養えるお米がとれることを意味するのですね。

 

 

近年は若者のお米離れや農家の後継者不足から

農地が荒れた状態でしたり、

ソーラー畑へと変わってしまうなか

若者達の取り組みによる、新たなネーミングのお米も増えています。

 

本当にブランドや地域によってもお味が違いますので

お料理によって品種を変えたり、

多種ある中からお気に入りを見つけたり、

オリジナルブレンド米にしたり、

ちょっとお米を楽しんでみるのもいいですよね。

 

 

 

十三夜』が10月18日です。

 

先月の十五夜、お月見をなさった方は、

片見月」になりませんよう、この日もお月見してくださいね。

 

満月ではありませんが晴天率も高いですし

澄んだ夜空に綺麗なお月様を見ることができるかもしれません。

 

 

他に並ぶものがない程美しく

満月のように完全ではないけど美しい

 

そんな感情は日本人ならではのような気がします。

 

無双月』とも言われる十三夜、

そんな想いと共に月を愛でるのも趣がありますね。

 

 

お月見団子は13個。

「栗名月」や「豆名月」と言われますので、一緒にお供えしましょう。

 

私は今回も月見酒ではなく『月見水』ですが

盃に映る美しく輝くお月様、本当に綺麗で心が洗われるようです。

 

 

 

高く晴れわたった昼間の空も、

スッキリと澄みきった夜空も素敵な季節ですが、

一日の寒暖差が大きい時期ですし、乾燥にも注意が必要です。

 

体調を崩さないように氣をつけて過ごしましょう。

 

 

ミッションメンタリング協会認定マスター
周防千賀子

前回の二十四節氣【秋分】については、こちらをご覧ください
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