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Chikakoハッピーコラム

Chikakoハッピーコラム 季節を表わす二十四節氣【小雪】

2022年11月22【小雪(しょうせつ

北風が日に日に冷たく感じられる頃

 

本格的な寒さには至りませんが、北国や標高の高い所では雪が降り始めます。

でもその量は少なく、積もるほどではないので…【小雪】

 

 

「冷えゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」

 

日照時間も短くなり、空気が冷えて

雨がふってくる間に雪となって降って来る頃。

 

次第に冷え込みが厳しくなってきます。

 

〜七十二候〜(しちじゅうにこう)

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初候11/22~11/26 虹蔵不見(にじかくれてみえず)

曇り空が多く、虹が見えなくなる頃

 

虹は太陽光が雨にあたって屈折することで現れます。

日差しが弱く空気は乾燥してくるこの時期になると、ぼんやりと白っぽくなったり、

もし見えてもすぐに消えてしまうんですって。

 

また一方で、冷たい雨が上がった晴れ間に出会える『冬の虹』という言葉がありますが

こちらは『珍しく新鮮なもの』という意味のようです。

 

「蔵」くらと書いて隠れる(かくれる)

蔵は『物をしまっておく場所』『潜む』という意味があります。

お蔵入りという言葉もありますように『隠して表にあらわさない』という事だそうです。

 

「蔵」という文字

寒くなるこの季節にお似合いな感じがしますね。

 

 

②次候11/27~12/1 朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)

冷たい北風が木々の枯れ葉を落とす頃

 

「朔風」の「朔」とは、月の最初の日『一日(ついたち)』『一番目』などの意味

十二支の一番はじめ(朔)の干支は…「(ね)」
「子(ね)」の指す方角は…「

という事で、「朔風」とは北風、木枯らしの事。

 

冷たい北風に木々の葉が舞い落ちる“落ち葉時雨”の後は、地面がたっぷりの日差しを受ける冬枯れの景色…

殺風景と思いがちな寒々とした風景に、美しさを見いだす独特の感性って素敵ですよね。

 

③末候12/02~12/06 橘始黄(たちばなはじめてきばむ)

たちばなの実が黄色く色づく頃

 

(たちばな)』は、古代日本では柑橘類の総称だったようで、

京都御所の「右近の橘」は、ヤマトタチバナ種で、文化勲章はこの花をかたどっているそうです。

 

日本に自生している常緑樹で、冬でも青々しているので

「永遠」の象徴とされ

その実は、古事記や日本書紀には「不老不死」の実として登場しているとか。

 

そんな日本固有の柑橘類ですが、現在は絶滅危惧種に指定されているのですって!

古くから日本に自生していた植物なのに寂しいですね…

 

明日、11月23日は「新嘗祭」(にいなめさい)ですね。

(※新嘗祭とは、稲の豊作を祝い来年の豊穣を祈願する収穫祭のこと)

 

天皇陛下が新穀を天照大御神にお供えして、自らも食することで収穫への感謝を表わす儀式が執り行われます。

「新」は新穀
「嘗」はご馳走

 

現在は「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日」を趣旨とした勤労感謝の日で、祝日ですね。

 

「新嘗祭」の方が、自然界への感謝も含めて、季節に寄り添っている日本らしいとは思いますけれど…

今年最後の祭日を楽しみましょう!

 

 

ところで

杉玉」(すぎだま)ってご存知でしょうか⁈

 

酒蔵や酒屋の軒下に下がっている大きな玉です。

 

杉玉の飾りは、奈良県にあるお酒の神様を祀る、大神神社(おおみわじんじゃ)の文化だったと言われています。

毎年11月14日に「美味しいお酒ができるように」という願いを込めて杉玉を飾っていた風習が、

江戸時代から全国の酒蔵に広がったそうです。

 

大神神社がある三輪山の『杉』は聖なるものとされているため、

この杉を使った杉玉ができたとされています。

 

この杉玉、「今年も新酒ができました」という目印や、日本酒の熟成具合を伝えてくれています。

 

もちろん最初に飾られる杉玉は、杉の緑色をしています。

そして、季節が過ぎ、夏頃には緑が薄くなり、秋ごろには枯れて茶色くなります…

 

杉玉が

・新鮮な緑色(2月~6月頃)新酒の季節
・薄い緑色(初夏~夏頃)夏酒
・枯れた茶色(秋頃)ひやおろし

というように、日本酒造りの時期と杉玉の色はリンクしているのですね。

 

季節の移り変わりと共に変化していく杉玉で、

日本酒の熟成具合や、今が旬の日本酒にも氣づくことが出来るって

日本人らしい風情がありますよね。

 

 

余談ですが…

 

日本酒の醸造過程で、日本酒の元となる麹造りに使用する「麹蓋」は、“杉の板” で作られていたり、

以前は “杉材の木桶” で仕込みや貯蔵していたり、

酒母やもろみを混ぜるための櫂なども “杉材” で作られていました。

 

確かに、お祝いの時の樽酒の樽は日本産の杉で作られていますし、

日本酒を貯蔵することで、日本酒に杉の香りがほのかに移り、爽やかな日本酒になる訳です。

つまり「日本酒」と「杉」は密接な関係があったのですね。

 

そんな大切な存在である杉で作られているからこそ、酒蔵は杉玉を飾っているという事なのですね。

 

日本酒好きの方は、寒い季節に合うお酒を思い浮かべながら

酒造のお店を通ったら杉玉をチェックしてみてくださいね。

 

ミッションメンタリング協会認定マスター
周防千賀子

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