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季節を表わす二十四節氣【清明】

あんずの花
【清明】2023年4月5日(~4月19日)

空は清く澄んで、気候は温暖で清々しい時期
草花たちの若々しい息吹きが感じられます。

春の暖かな日差しの中
まさに天地万物が清らかな明るさに輝いている「清明」

 

「万物発して清浄明潔なれば この芽は何の草としれる也」

 

万物とは…すべての草木

発してとは…芽吹く

清浄明潔とは…
全てのものが明るく清らかで生き生きしている
空気が澄んで、陽の光は万物を照らし
全てがはっきり鮮やかに見える

 

空は晴れわたり、明るくキラキラと活気に溢れて
いっせいに咲いた草花の名前も明らかになる時期

清々しくフレッシュな季節の香りがしてきそうですね!

 

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

 

①初侯・第十三侯 4/5~4/9 

玄鳥至(ツバメきたる)

冬を南の島で過ごしていたツバメが飛来してくる頃

夏鳥として日本に渡ってくるツバメは、冬には南方へ去るので
本格的な春と農耕シーズンの始まりを象徴しています。

私達の身近なところに巣を作るのは、カラスやヘビなど天敵から逃れる為です。

そして空中で虫を捕えるので、決して田畑の作物は荒らさないため
昔から親しみと共に大切に扱われてきた鳥なのですね。

昔『常世の国』(とこよのくに)からの使者⁈とも言われたツバメは、
気温ではなく
日照時間の長さを感知して渡りを開始するんだそうです。

それで七十二候に春の【玄鳥至】と秋の【玄鳥去】が季節のめやすになっているのですね。

東南アジアやオーストラリアから数千キロを飛んで元の巣に戻ってくるツバメ。

雁と違って群れではなく、一羽づつ海面すれすれをまるで海の上を走るように飛んでくるそうです。

何と平均速度50~60キロですって!

 

毎年ほぼ同じ時期に飛び立つ・・・

つまり太陽の位置で目的地方向を定めて
見覚えのある山や川の地形を確認しながら飛行して辿り着く。

自然界を信頼しているからこそ
果てしなく続く広い空を迷う事なくスマートに飛び続ける自然界と連携した素晴らしいナビですね。

②次侯・第十四侯 4/10~414

鴻雁北(コウガンかえる)

冬の間を日本で過ごした雁が北国に帰っていく頃

春を連れてきてくれたツバメと入れ替わりですね。

春夏をシベリアなど北半球で子供を産んで、秋になると日本へやってきます。

季節の訪れとともにその姿を現す「侯鳥」(こうちょう)
群れで生活して、連なって飛んでいる姿が見られますね。

雁も昔から人間と深い関わりがあるようです。
『雁金』(かりがね)の家紋ってガンのデザインなんです。

このように「侯鳥」が日本を行き来しているのって、ある意味この国が“平和”と言えるのかなぁ…

ずっ~と安心して飛来して来られる日本だといいですね。

 

③末侯・第十五侯 4/15~4/19

虹始見(にじはじめてあらわる)

空気が潤い、綺麗な虹が見え始める頃

春も深まり少しずつ湿り気が多くなって
雨上がりに虹が見れるのはこの頃からなのですね。

世界中でさまざまな神話と結び付けられてきた虹。
空にかかる大きな蛇とみたてた事から虹は虫編だとか・・・

にわか雨の後の晴れ渡った空に伸びていく色鮮やかな虹。
本当に綺麗ですよね。

花や木々への恵みの雨でもありますし、綺麗な虹を誘い出してくれるこの時期の雨に感謝です。

今年のイースターは、4月9日 

春分の日過ぎの最初の満月→4月6日
その満月の次に来る最初の日曜日→4月9日

 

イースターの「たまご」は生命の象徴。
「うさぎ」は子孫繁栄の象徴。

春の女神『エオストレ(EOSTER)』は太陽と共にやってくるので、東はイースト(East)となったそうです。

始まりの地点でもあり、春の喜びを表わす意味でも爽やかな明るい色でお祝いしましょう!
これからたくさんの綺麗な色たちの共演が楽しみですね。

目黒川の花筏(はないかだ)

“春はお花の季節”

「花明かり」「花衣」「花筏」を楽しみ
「行く春」「春深し」「春惜しむ」へと移ってきました。

 

自然界はいつものように巡っています。

花の散りゆく儚さを感じ、ちょっと寂しくなっても
明日の開花の種はしっかりと繋がれています。

 

何もない穏やかな春の日

でも今日は今日だけ・・・

ありきたりな言葉でも「今」を大切に、丁寧に過ごしたいですね。

 

金柑の実

清浄明潔の自然界のもと
「晴明風」と呼ばれる春の風が届いたら

フレッシュな香りに包まれて
心にも華やかな自分だけの花を咲かせたいですね!

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

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