自然界の法則で、自分らしく輝く

プレ講座
体験 ワークショップ
生き方キャラ
トイロキャラ解説
ピースチャート解説
入門講座
公式LINE
Chikakoハッピーコラム

季節を表わす二十四節氣【白露】

⁡⁡【白露】2024年9月7日 (~9/21)

白い露…

なんかちょっと涼しげで素敵な名称の節氣ですね。

 

この日から「中秋」です。

朝夕は気温が下がり、朝露が草の葉に宿り白く輝く頃。

 

夜中に大気が冷えて降りた露は、白い粒のように光って秋の気配が深まってきます…

陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也

「陽氣」と入れ替わった「陰氣」が増えて気温が低くなることで

朝露は朝靄の中で白く輝き、夜間の冷え込みを知らせてくれます。

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

 

①初侯・第四十三侯 9/7~9/11

草露白(くさのつゆしろし)

草花の上に降りた朝靄が白く涼しげに見える頃

昼間、太陽熱で蓄えられた熱は、夜には空へと逃げていくのですが

雲がその熱をある程度防いでくれます。

 

でも雲がないと熱はそのまま放射され、地表温度は下がり続けて

最も大気が冷え込む明け方に露を結びます。

 

雲ひとつない大きな高気圧に包まれ、

安定した気圧配置になることが多く「晴れ」のままですので

「露が降りると晴れ」という一日を約束してくれます。

②次侯・第四十四侯 9/12~9/16

鶺鴒鳴(せきれいなく)

セキレイが鳴き始める頃

川の上流域や水辺ばかりではなく、

民家の軒下などにも巣を作る「チチチチ」という高い鳴き声の鳥で、

スマートなボディーに長めの尻尾が特徴です。

 

セグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイの3種類だそうです。

 

その尾をピンと伸ばして上下に振りながら、地面を叩くようにちょこちょこ歩くので「イシタタキ」とも呼ばれます。

また古来より「恋教え鳥」とも呼ばれ、「夫婦円満の御神鳥」として崇められているそうです。

③末候・第四十五侯 9/17~9/21

玄鳥去(つばめさる)

春先に飛来したツバメが暖かい南の地域へと帰っていく頃

「清明(せいめい)初候4/4~4/8」の春の暖かい日差しの中、

その名の通り、天地万物清らかな明るさに満ちている頃にやってきたツバメが、

日本で子育てをしながら夏を過ごし、

この時期、再び越冬地へと旅立ちます。

 

一日に300km以上移動することもあるんですって。

 

ついこの間まで、巣の近くを飛んでいるのをよく見かけていたのに…

もうお別れなのですね。

 

陰暦八月を「つばめ去り月」ともいうようです。

 

天敵に狙われることがないように、

あえて雲に覆われたお天気の悪い日や、小雨降る日でもたくましく飛んでいくそうです。

それで「ツバメが低く飛ぶと雨」と言われるのですね。

 

身近なところに巣を作り、成長した子供達と南へ旅立つまでの夜間、

外敵から身を守るために集団で過ごす、と考えられていて

 

実際に夕方になると河川敷の葦(ヨシ)原に、

どこからともなくツバメ達が集まって来て

暗くなる頃には葦(ヨシ)に止まって体を休めているそうです。

 

せめて現在の河川敷のヨシ原を保存して、

ツバメの安心できるお宿をずっと守っていただきたいですね。

九月九日は「重陽の節句」

一年に五回ある「節句」の最後です。

 

奇数=陽数、
偶数=陰数、

 

数(偶数)が重なっても陰数ですが、

数(奇数)が重なると、「陰」に転じるとも考えられ

邪氣を払い神様をお迎えする行事が必要という思いが、

次第にお祝いのかたちとなり

 

数の最大値「9」が重なる9月9日を「重陽(ちょうよう)と呼んで、

特におめでたい日として祝ってきました。

 

また旬をむかえる「菊」は、翁草(おきなぐさ)・齢草(よわいぐさ)ともいわれ、

邪氣を祓い、不老長寿の霊力を持つと考えられてきたので、

この重陽の節句が「菊の節句」とも言われています。

 

食用菊を日本酒に漬けた「菊酒」を飲んだり、

お料理に菊を散りばめて召し上がったりすると、

菊の霊力が邪氣を祓い清められて「長寿」になれるとのことです。

長寿といえば今月、「敬老の日」がありますね(9月16日)

 

多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日。

 

昔、「人生五十年」と言われていた時代、

長く年齢を重ねられることができるのは「幸運」と捉えられて、

老後という言葉ではなく「老いに入る」という、軟らかく知的な言葉で表現されていて、

知恵深いお年寄りを尊敬し、大切に敬っていたのが読み取れます。

 

激動の時代を生きて、年月をかけて身につけた知恵は

かけがえのない貴重な日本の財産だと思います。

PCで瞬時に得られる情報とはまた違う、人間のたしなみなのです。

 

 

長寿のお祝いを書き出してみました。

この後も、茶寿・皇寿・大還暦、

そして『二百五十歳の天寿』と続きます・・・

 

年齢を重ねてもお元気で自分の身の回りの事が出来て、

幾つになってもHappy Birthday といきたいですね!

9月17日は、中秋の名月(十五夜)

 

白く丸いお月見団子(昔は収穫直後の「里芋」が主流だったそうです)と、

魔除けの意味や稲穂に似ていることから

「神様の依代(よりしろ)」という意味があるとされる「ススキ」などをお供えします。

 

今月の満月は翌日の18日ですって。

「片見月」にならないよう、

10月15日の『十三夜』もお供えして、お月様を愛でて楽しみます。

もうすぐ「秋のお彼岸」です。

9月19日が秋のお彼岸の入りです(~9/25まで)

お中日は22日【秋分の日】です。

 

秋は、春の「牡丹餅」より小さい『お萩』ですね。

 

これから迎える収穫の秋。

美味しい秋の味覚が楽しみですね。

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

関連記事

PAGE TOP