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季節を表わす二十四節氣【大雪】

⁡⁡【大雪】2024年12月7日(~12/20)

『師走』(しわす) 12月に入りました。

山々には雪が激しく降りはじめ本格的な冬の到来です。

 

一ヶ月の流れの速さを実感する師走。

気忙しくなる頃です。心落ち着けてまいりましょう。

雪いよいよ降り重ねる折からなれば也

雪が降り積もる時期で本格的な冬の到来を感じる頃

 

いよいよ冬将軍がやってくる季節ですね。

この時期、予想外に大雪(おおゆき)になる地域もあります。

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初侯・第六十一侯 12/7~12/10

閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)

天地の氣が塞がれ冬がおとずれる頃

空を塞ぐように厚く重い雲。

 

冷たい氷雨や雪をもたらすその雲に生き物もじっと氣をひそめています。

動きのない「深閑」とした様子が伝わりますね。

 

天の氣は空に上がり
地の氣は地中に閉蔵される

天と地が分かれ通じ合わなくなる時季

 

「塞」には、寒さから人々を守るという意味のほか『砦』の意味もあります。

 

生き物たちは眠りにつき、大地に暮らす私達も戸を塞いで家に籠る、守る。

集落の入り口で、外部からの邪悪な物を跳ねつけたり、

旅人の安全を守ったりする「道祖神」は、

『塞の神』(さえのかみ)との別名があるのも納得ですね。

 

②次侯・第六十二侯 12/11~12/15

熊蟄穴(くまあなにこもる)

熊が『冬籠もり』で過ごすための穴にこもる頃

熊さんは冬の間ぐっすり眠っている訳ではなく

脈拍や呼吸数を減少させ、食料不足対策や体力温存のためほとんど身動きしません。

 

でも、この間に子供を産んで、寒さや天敵から守れる穴の中で

春までに少しでも大きく育てなくてはなりません。

 

なので、わずかな物音やにおいの刺激が氣づけるほどの浅い眠りなのだそうです。

それで「冬眠」ではなく『冬籠もり』なのですね。

 

近年は人里に出現して、農作物や人に被害を与えてしまう事件も増えていますが、

共存していかれる良い方法が見つかるといいですね。

 

お山のドングリを食べたり、川で鮭を採ったりして準備万端で

ツキノワグマは樹洞を利用して
ヒグマは斜面の土を掘って

春までの長い期間を穴の中で過ごします。

 

他にもシマリス・カエル・ヤマネ・コウモリなども冬籠もり。

 

無事冬を乗り越えて暖かい春を迎えられますように…

 

③末侯・第六十三侯 12/16~12/20

鱖魚群(さけのうおむらがる)

海で育った鮭が群がって川を遡上する頃

川で生まれた鮭は、海で育ち産卵のために自分の生まれた川への里帰り

 

海中で1~5年過ごしても

なんと生まれた川の匂いを辿って、一気に故郷の河川を遡上するそうです。

 

ほとんどの鮭が生まれた川を覚えているって

素晴らしいですよね。

 

次へと命をつなぐと役目を終えて力尽きる…

それが鮭の一生。

 

鮭は昔から災いを避ける(さける)とされ、

卵のいくらは「子孫繁栄」の象徴と考えられてきましたので

鮭が獲れる地域ではお正月の縁起物とされています。

 

そして鮭が獲れない西日本では、鮭の代わりに鰤(ぶり)が使われるそうです。

 

自然界の生き物にとって

厳しい冬を生き延びるための命がけのサバイバルが始まります。

 

「奥山(おくやま)」とか「深山(みやま)」という言葉があるように、

人を寄せ付けない凍てつく厳冬の雪に埋もれた冬山で

繰り広げられている生き物たちの暮らしに想いを馳せて

私達はただそっと見守りましょう。

冬の風物詩

「正月事始め」(歳神様をお迎えするための事始め)は12月13日。

 

・煤払い(すすはらい)
12月13日(又は12/20)
一年の煤や埃を払って清める

・松迎え
お雑煮を炊いたり門松の木を山に取りに行く

 

 

江戸城で煤払いが行われて一般に広がったそうです。

 

新年を司る「年神様」を迎えるための神聖なお清めの行事。

天井や壁、神棚や仏壇、台所や水回りも念入りに綺麗にする。

大掃除のルーツがこの“煤払い”ということですね。

 

大掃除は、けじめのひとつと考えられていて

日常生活の「ケ」の枯れた氣=ケガレを祓い

神聖な非日常の「ハレ」の日に回復することで

元の氣に戻し『元氣』なエネルギーを迎え入れる

 

大切な行事なのです。

12月17日~19日は、浅草「浅草寺」の『羽子板市』が開かれます。

今年も、話題になった「時の人」(大谷翔平やパリ五輪で活躍した選手など)を描いた『変わり羽子板』が披露されたようです。

 

 

「羽子突き」の羽根は、トンボに似ているので

“悪い虫(病気)を食べる”

 

羽根の先端の豆(ムクロジの種子)から

“まめに暮らすことができる”

 

と縁起物とされてきましたが

やがて女の子誕生のお祝いに羽子板を送る風習が盛んになり

「歳の市」は『羽子板市』と呼ばれるようになったそうです。

 

そういえば昔、実家に羽根つきで遊ぶ羽子板とは別に

綺麗に装飾された羽子板が飾ってありましたっけ…

(女の子は私だけでしたのであの羽子板は私のためだったのですね)

 

 

「はねつき」は

羽根を跳び交わす事で邪氣をはね退けて、無病息災を願うためのお遊びですが

羽根をついた時の“カーン”という甲高い音は魔物が嫌う音。

 

打ち損なって羽根を落とすと、お顔に墨を塗るのも魔除けのおまじない

など、ちょっと深い意味のあるお遊びだったのですね。

 

冬本番のこの時期からは、

今までのように活発に行動するのではなく

エネルギー消費を控えて、

何よりも組織や細胞の修復に努める時期です。

 

木々達も枝や葉を落とし、地下の根に栄養を集中させ葉芽や花芽を育てる。

動物達も動きを止めて、体を固めて身を守り「冬籠もり」する。

 

そして、人間も自然界の一部

 

「寒邪」の侵入に氣をつけて

心と体の充電具合や体力温存レベルをチェックして

冬の最善の過ごし方を考えてみましょう!

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

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