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季節を表わす二十四節氣【冬至】

⁡⁡【冬至】2024年12月21日(~2025/1/4)

冬に至る…と書いて【冬至】

「陰」極まって「陽」へ

 

「陰」の極みの日

翌日から「陽」に変わっていくので

この日を境に『上昇運』に転じる日とされていて

弱まった太陽が復活して、徐々に日足が伸びていきます。

日南の限りを行て日の短きの至りなれば也

太陽が最南端の起動で移動するので日の短さが際立つ。

つまり北半球では太陽が最も低い位置にあるので「昼間が短い日に至る」という意味。

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初侯・第六十四侯 12/21~12/25

乃東生(なつかれくさしょうず)

なつかれくさが芽を出し始める頃

夏至の初侯「乃東枯」(なつかれくさかれる)と対になります。

 

冬が深まり、雪が積もり、寒さが極まっていく頃

あらゆる草花が枯れていきますが

「なつかれくさ」は芽を出し茎を伸ばし始めます。

 

※ 乃東(なつかれくさ)とは

冬に芽を出し6~8月頃に紫色の花をつけますが

夏の盛りになると花が枯れ黒くなってしまうため「夏枯草」とも書かれます。

(この枯れた花穂のカコソウは漢方として用いられます)

 

花の形が矢を入れる「うつぼ」という道具に似ているので、

別名を「靫草」(うつぼぐさ)とも言うそうです。

②次侯・第六十五侯 12/26~12/30

麋角解(おおしかのつのおつる)

大鹿が大きな角をおとす頃

大鹿とはトナカイの一種で、ナレシカまたはヘラジカだとされています。

オスの大きく立派な枝分かれした角は、一年に一度根元から自然に抜け落ちて、

春頃には新しい角が生え始めてくるそうです。

生え始めの角は毛が生えていて柔らかく血管が通っているのですが、

秋頃から骨のように硬く変化するんですって。

 

ニホンジカは

1歳になると、小さな角が1本
2歳で枝分かれして
3歳では3又になり
4歳で成熟した大人の4又

になるそうです。

生え変わる度に形が変わるって不思議ですし、

幼い頃は角を見れば年齢がわかるのですね。

③末侯・第六十六侯 12/31~1/4

雪下出麦(せっかむぎいずる)

雪の下で麦が芽を出す頃

冬の間に積もった雪に埋もれながら麦はひっそりと芽吹き始めて

春になるのをじっと待ち続ける…

私達には雪一面の広場にしか見えませんが、雪下では麦が芽を出しているのですね。

 

早春に芽吹いた麦の芽を踏む『麦踏み』は日本独特の風習だそうです。

霜柱による土壌の浮きを防いで根張りを良くするためと、

麦の伸び過ぎを抑えて穂の出方を均しくするために行うそうです。

 

麦は小麦・大麦・ライ麦などの総称で、乾燥気候の土地原産のイネ科の穀物です。

コメ、トウモロコシに並ぶ「世界三大穀物」の一つとされています。

本日の冬至は別名【一陽来復】の日でもあります。

 

一陽来復とは、「冬が過ぎて春が来ること」

寒い冬の次には春が訪れることから、

不遇の時が続いた後に幸運の時が訪れるという意味にも使われるようになったようです。

 

冬至=太陽の力が蘇る日

 

太古からこの日に世界各地で儀式が行われてきました。

世界的に重要な節目の日という事なのですね。

 

古代北欧でも「ユール」という冬至のお祭りがあります。

この時期、日中でも太陽が昇らない極夜となるので

「ユール・ログ」といわれる『木の幹』を燃やして、

悪霊を払い太陽の復活を祝う儀式を行なっていたそうです。

 

木の幹…そう!

これが後にクリスマスにお馴染みの『ブッシュ・ド・ノエル』という事ですね⁡。

日本で【冬至】といえば…

冬至かぼちゃ・小豆粥・そして柚子湯

文字だけでも心と体がほっこりしますよね。

 

野菜不足の冬に、バランスよい栄養たっぷり、貴重なビタミン源「かぼちゃ」

毒を失くして痛みを止める、赤い色で厄祓いと運氣上昇の「あずき」

血流促進して冷えを改善して、風邪予防や香りでの癒やしや無病息災の「ゆず」

 

かぼちゃもゆずも太陽の色の黄色

本物の太陽の恩恵が最も少ないこの時期に、

栄養をつけたり芯から温まる湯治効果で

冬を乗り切るための先人達のさすがの知恵ですね。

 

 

冬至は他にも「冬の七種」(ふゆのななくさ)

なんきん
れんこん
にんじん
ぎんなん
きんかん
かんてん
うんどん(うどん)

など、「ん」が二つある食べ物が“運盛り野菜”としてお勧めです。

 

「ん」は最後の文字ですので、

はじまりに向かう「一陽来復」の願いも込められているようです。

 

他にも、『こんにゃく』やお料理の『おでん』、

お菓子の『きんつば』『ようかん』

洋菓子の『スコーン』や『マカロン』も「ン」がつきますね!

 

そんな冬至の日ですが、

この日のお天気によって

翌年の雨量や災害や

お米の取れ高などが変わってくるとの言い伝えがあるそうです。

 

さすがに農耕民族ならではですね。

自然と寄り添う農業にとっても「暦」は重要ですから…

 

でも冬至の日って、

日の出が一番遅いわけでも、日の入りが一番早いわけでもないんです。

そして、夏至の頃とは日照時間が五時間近く違うのですって‼︎

 

 

冬に至る時期、

大地は雪に覆われ草木は枯れていても、

自然界は既に春に向かって動き出しているのですね。

 

冬至かぼちゃを食べて、柚子湯に入って「陽」の力を補って

免疫力を高めて本格的な寒さに備えましょう。

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

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https://www.youtube.com/@DrHosei

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