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季節を表わす二十四節氣【大寒】

いよいよ最も冷え込むといわれる節氣となります。

文字だけでも寒そうですよね。

⁡⁡【大寒】⁡2025年1月20日(~2/2)

一年で最も寒さが厳しい【大寒】は、冬の季節、最後の節氣です。

・・・という事は、

この節氣が終わると「春」⁈

なんかちょっと明るい気分になりますね!

冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也

冬の最後の山場…

寒さ極まる時期ですが、

逆にこれからは暖かさにむかい、春はもう目の前とも言えますね。

 

この『寒』の時期に、

武道や芸事の修練を行う「寒稽古」は、

きっと寒さに耐えながらやり遂げる事で

体力だけでなく精神力も養ってくれるのでしょうね…⁈

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初侯・第七十侯 1/20〜1/24

款冬華(ふきのはなはく)

凍てついた雪の中から蕗の花(ふきのはな)が咲きはじめる頃

近づきつつある春の訪れを象徴する蕗の花。

寒さ厳しい時期に、待ち焦がれる春を告げる山菜の蕗。

枯れた大地に顔を出す黄緑色のつぼみは初々しく、鮮やかできれいです。

 

花と茎の部分は「蕗の薹」(ふきのとう)と呼ばれ、

日本特産の野菜としてシャキッとした歯ごたえとほろ苦さ、

そして春山菜の独特な香り高さが好まれています。

 

蕗の薹の天ぷらやふき味噌は、春の味覚をいち早く感じさせてくれますね。

 

我が家のお庭にぽつりぽつりと顔を出す蕗の薹はとっても可愛らしいです。

採りたての蕗の薹の天ぷらは全然苦味がないのです。

 

タラの芽やコゴミやコシアブラなど、お庭の春の山菜…

採りたてを食すとフワフワ食感でとても美味しいです!

 

春の山菜の「苦味」がお好きな方には、収穫後、時間の経った山菜をお勧めします。

②次侯・第七十一侯 2/25~2/29

水沢腹堅(さわみずこおりつめる)

沢を流れる水が氷となり厚く張りつめる頃

沢の水に、厚く氷が張る…本当に寒そうな表現ですね。

最も冷え込み、各地で最低気温を記録することの多い時期です。

 

実感はなくても春の足音はすぐそこまで来ています。

【冬至】から一ヶ月ほど経過して、日照時間も長くなっていますものね。

 

この時期に汲んだお水は「寒の水」と呼ばれ、

細菌が少ないため「お酒」を仕込むのに適しているそうです。

『寒仕込み』のお酒は、きめ細やかでスッキリとした味わいなのですって。

③末侯・第七十二侯 1/30~2/2

鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)

鶏が春の気配を感じたまごを産みはじめる頃

「とや」とは鳥を飼っている小屋。

鶏が卵を抱いて巣に籠るという意味だそうです。

 

鶏卵は一年中手に入るものだと思っていましたが、

自然な状態では、冬はほとんど卵を産まないのですね

(そんなことも知らずお恥ずかしいです…)

 

だからこそ昔の人々にとっては、

「鶏がとやにつく」というこの侯は、

寒く長い冬の終わりを告げるサインでもあったのですね。

 

古来より神や悪霊が来往する「夜」と、人間が活動する「昼」の境目、

「夜明け」を知らせる「霊鳥」と見なされてきた鶏達は、

穏やかでうららかな春の到来も知らせてくれるのですね。

 

 

そして昔から、寒の時期にとれた、卵・しじみ・海苔は、

『寒たまご・寒しじみ・寒海苔』と呼ばれ、上質で栄養価も高いと言われています。

 

特に大寒の日に産まれた『大寒たまご』は、滋養たっぷりで

健康に暮らせて、黄身の色が特に濃いので「金運アップ」にも繋がるそうですよ!

 

スーパーですと「産卵日」は表示されていないでしょうが、

この時期に産まれた卵は『寒たまご』ですので、

他の季節のたまごと食べ比べてみるのもいいですね。

1月17日から「冬の土用期間」に入っています。

 

【大寒】最終日、土用が明ける2月2日の「節分」を終えると春のスタートです。

 

季節を分ける「節分」

翌日の【立春】は、旧暦での一年の始まり。

つまり今年、2025年2月2日の節分は『大晦日』

 

季節の変わり目には「鬼が出る」と言われる事から、

豆を撒いたり、柊(ひいらぎ)とイワシの頭を飾り、「邪氣」を払う。

 

五穀には霊力があるので、豆をまいた場所は聖域。

 

節分は、新しい年を迎えるための行事とも言えますね。

 

豆まきの豆は、パチパチ音を立てて炒ることが重要だそうです。

お家全体ではなく、入り口である玄関のたたきだけに

音をたてて撒いても効果あるそうですよ。

 

柊の葉は、棘(トゲ)のように鋭い鋸歯があり

触れると「疼ぐ(ひいらぐ)=痛む」ことからつけられた名前で、

鋭いトゲは、老木になると丸く滑らかに変わるそうです。

 

『年歳をかさねると角が取れて丸くなる』

・・・この言葉は柊の葉の現象が発祥だとか言われています。

 

まっ!人間の場合には年歳を重ねて丸くなるどころか、

更に頑固になってしまう方もおられるようですが…

もう一つ定番となった「恵方巻き」

 

その名の通り、節分にその年の良いとされる方角(恵方)を向いて食べる巻き寿司です。

七種の具材入りの太巻きを、ご縁や福が途切れないように…と包丁で切らずに、

無言でまるごといただく風習です。

 

でも、⁡『七種』の太巻きですよ…

(かんぴょう・しいたけ・たまご・うなぎ・さくらでんぶ・きゅうり・えび)

 

最近は海鮮太巻きやお肉メインの太巻きなど

美味しそうな恵方巻きが沢山ありますね。

 

ご無理なさらず、

太巻きでお口が塞がっても、

しっかりと鼻呼吸できているか確認するためと思ってチャレンジしてみてくださいね。

 

2025年『歳徳神(としとくじん)』の神様の方角「恵方」は

『西南西』や『西』だそうです。

 

もうすぐ終わりを告げる寒さを楽しんでみましょうか⁈⁡⁡

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

\YouTubeチャンネル続々更新中/

https://www.youtube.com/@DrHosei

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