自然界の法則で、自分らしく輝く

プレ講座
体験 ワークショップ
生き方キャラ
トイロキャラ解説
ピースチャート解説
入門講座
公式LINE
Chikakoハッピーコラム

季節を表わす二十四節氣【清明】

春の暖かな日差しの中

まさに天地万物が清らかに明るく輝いている

 

『清浄明潔(しょうじょうめいけつ)

すべてが生き生き輝いている・・・素敵ですよね

⁡⁡【清明】⁡2025年4月4日(~4/19)

空は澄んで、気候は温暖で清々しい

草花たちの若々しい息吹きが感じられる美しい時期

万物発して清浄明潔なれば
この芽は何の草としれる也

万物とは…すべての草木

発してとは…芽吹く

清浄明潔とは…
全てのものが明るく清らかで生き生きしている
空気が澄んで、陽の光は万物を照らし全てがはっきり鮮やかに見える

 

空は晴れわたり、明るくキラキラと活気に溢れて

いっせいに咲いた草花の名前も明らかになる時期

 

清々しくフレッシュな季節の香りに包まれている感じです。

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初侯・第十三侯 4/4~4/8

玄鳥至
ツバメきたる

冬を南の島で過ごしていたツバメが飛来してくる頃

夏鳥として日本に渡ってくるツバメは、

本格的な春と農耕シーズンの始まりを象徴しています。

 

「玄鳥(げんちょう)」とはツバメの異名で、黒い鳥という意味だそうです。

 

私達の身近なところに巣を作るのは、

カラスやヘビなど天敵から身を守るためで、

木の枝や葉ではなく泥を集めての巣づくりですって…

 

そして空中で害虫を捕えるので、決して田畑の作物は荒らさないため

昔から親しみと共に大切に扱われてきた鳥なのですね。

 

「ツバメが巣をかけるとその家に幸せが訪れる」という言い伝えもあるようです。

 

昔『常世の国』(とこよのくに)からの使者⁈とも言われたツバメは、

気温ではなく日照時間の長さを感知して渡りを開始するんだそうです。

 

東南アジアやオーストラリアから数千キロを飛んで元の巣に戻ってくるツバメ。

 

雁と違って、群れではなく一羽づつ海面すれすれを、

まるで海の上を走るように飛んでくるそうです。

何と平均速度50~60キロですって!

 

太陽の位置で目的地方向を定めて、

見覚えのある山や川の地形を確認しながら

果てしなく続く広い空を迷う事なくスマートに飛び続けられるって、

自然界が素晴らしいナビゲーションの一環を担っている訳ですね。

 

この侯と【白露(はくろ)】末侯(9/17~21頃)「玄鳥去」と対になります。

②次侯・第十四侯 4/9~4/14

桜鴻雁北
コウガンかえる

⁡冬の間を日本で過ごした雁が北国に帰っていく頃

「鴻」…ハクチョウなど大型の水鳥の総称
「雁」…カモより大きくハクチョウより小さい水鳥の総称

 

春を連れてきてくれたツバメと入れ替わりです。

春夏をシベリアなど北半球で子供を産んで、秋になると日本へやってきます。

 

ある地域に一定の季節の訪れとともにその姿を現す「侯鳥」(こうちょう)

  • 渡り鳥で主として海を超えて渡るもの
  • 渡り鳥だけでなく季節によって生息環境を変える鳥も含む

 

群れで生活して、連なって飛んでいる姿が見られますね。

 

雁も昔から人間と深い関わりがあるようで、

『雁金』(かりがね)の家紋ってガンのデザインですよね。

 

雁金って、マガンよりひとまわり小さく目の周りの黄色の縁取りが特徴で、

江戸時代には雁と雁金は明確に区別されていたようです。

 

翼を広げると1.4メートルって…思ったより大きいですね。

 

 

渡り鳥は、地磁気を感じ取るセンサーがあり

このセンサーを用いたナビゲーション能力を持っているとか、

海馬に認知地図を持っているとか、

体内時計で時間と太陽の位置から方向を感知するとか、

夜間は星座の位置を目印に飛んでいるとか、

長距離移動のための素晴らしい能力を備えているのですね⁡!

 

 

春に南方より渡来、秋には再び南方に渡去するのは

ツバメ・オオルリ・キビタキ・クロツグミなど

 

秋に北方より渡来,春に再び北方に渡去するのは

マガモ・ツグミ・ジョウビタキ・オオハクチョウなど

 

渡り鳥も長旅の疲れをゆっくり癒せたり

これからの長旅のための体力温存だったり、

お役立ちで過ごしやすい日本でありたいですね。

 

この侯も【寒露】初侯(10/8~12頃)「鴻雁来」と対になります。

③末侯・第十五侯 4/15~4/19

虹始見
にじはじめてあらわる

空気が潤い綺麗な虹が見え始める頃

冬の乾燥した空気から春の訪れと共に水分量が増え、

陽射しも強くなり、虹が見え始める…

 

季節の移ろいを感じますね。

雨上がりに虹が見れるのはこの頃からなのですね。

 

世界中でさまざまな神話と結び付けられてきた虹。

空にかかる大きな『蛇』に見立てたことから虹は「虫」編だとか・・・

 

にわか雨の後の晴れ渡った空に伸びていく虹。

本当に綺麗ですよね。

 

この時期の虹は、夏の虹のようにクリアではありませんが

淡くはかない春の虹は柔らかなこの時期の光にお似合いです。

 

この侯も【小雪】(11/22~26頃)「虹蔵不見」と対になります。

4月8日は『灌仏会(かんぶつえ)』というお釈迦さまの誕生をお祝いする「仏教行事」で、

お釈迦さまのいらっしゃる御堂に

たくさんのお花を飾ることから『お花祭り』とも呼ばれます。

 

沖縄の「晴明祭」はシーミーと言って、親族が先祖のお墓を掃除して供養する行事。

清掃の後はお墓の前で飲んだり食べたり踊ったりピクニックのように楽しむそうです。

清浄明潔の自然界のもと『晴明風』と呼ばれる春の風が届いたら、

生まれたてのフレッシュな香りに包まれて

自分だけの華やかなお花で心も満たしてまいりましょう

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

https://www.youtube.com/@DrHosei

関連記事

最近の記事
  1. こんなことにイラッとしたら「プライド」キャラかも?
  2. もし○○○にイラッとしたら「スピード」キャラかも?
  3. 資格認定証授与式&協会アワード開催しました
  4. 季節を表わす二十四節氣【穀雨】
  5. 人は何のために生きるのか?
PAGE TOP