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季節を表わす二十四節氣【芒種】

 芒種(ぼうしゅ)

あまり耳慣れない節氣かもしれません。

「芒」は、“のぎ”とも読み

稲穂や麦穂の先端にある尖った針状の部分(毛)の事です。

【芒種】2025年6月5日 (〜6/20)

芒ある“麦”を刈り取り(前節氣の末侯が「麦秋至」でしたね)

芒ある“稲”を植える…

つまり稲の植え付けに適した時期とされた【芒種】です。

 

一方でそろそろ梅雨入り間近となり、雨空が多くなる時でもありますね。

芒ある穀るい稼種する時なれば也

「稼種(かしゅ)」とは、種を植えること。

つまり穀物を育てるため、種を植える時期という意味です。

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初侯・第二十五侯 6/5〜6/10

蟷螂生
かまきりしょうず

秋に産みつけられたたまごからカマキリが誕生する頃

カマキリは農作物には手をつけずに害虫を捕まえてくれる、

ありがたい存在だそうです。

そして、食べるのは生きている虫だけ…

死んで動かない虫は無視!だそうです。

 

トレードマークの鎌(かま)で切るからカマキリ。

鎌を上げて待ち伏せする姿から「拝み虫」とも呼ばれます。

 

二百匹ほどの小さな命が生まれても

大人にまで成長できるのは僅か2〜3匹ですって…

 

飛んでいる時に、

コウモリが獲物を狙っている超音波を感知すると

即座に飛行ルートを変更。

螺旋状に急降下して逃げきるとの事です。

 

そして雪国では、カマキリの卵の位置でその冬の積雪をいち早く知れるとか。

絶対に雪に埋もれない高さの位置に、たまごを生みつけるそうです。

 

自然界を知り尽くした素晴らしい積雪予報官⁈ですね。

②次侯・第二十六侯 6/11〜6/15

腐草為螢
くされたるくさほたるとなる

ホタルが暗闇に光を放ち飛び交う頃

湿度の高い季節を迎え、

野原では蒸れて腐りかけた草の下でホタルが光を放ち始めます。

 

蛍が土中でサナギになり、羽化して地上に現れる様子を

腐った草が蒸されてホタルに変わる…と考えていたようです。

 

きれいな水と漆黒の闇で生きるホタル。

 

成虫の期間は1〜2週間で、光の明滅は次世代をつなぐため。

そして一年近い幼虫の時は肉食ですが、成虫になると水しか口にしないそうです。

 

蛍の種類は…

大きくて強い光を放つ、綺麗な大きな川に生息する「ゲンジボタル」

少し小さな体で、光も弱く小川や溝に生息する「へイケボタル」

更に小さく、川辺近くの森林内に生息する、知名度は低い「ヒメホタル」

など。

 

ゲンジボタルって、、東日本と西日本では「発光間隔」が異なるんですって!

東日本型は4秒ごとで、西日本型は2秒ごとのようです。

 

小林一茶の句

“大蛍ゆらりゆらりと通りけり”

これは東日本型の蛍を詠んだのでしょうね。

 

そして、蛍の発光をイメージした赤色灯を搭載した新型パトカーは

普段の発光間隔は西日本型の2秒

緊急走行時は0.5秒間隔だそうです。

 

暗闇の中、蛍の放つ光『蛍火』は、夏の美しい風物詩ですよね。

 

 

ところで蛍つながりで「ホタルブクロ」ってご存知でしょうか⁈

 

 

ホタルブクロはキキョウ科の多年草。

 

ホタルブクロという名の由来は、

子どもたちが花の中に蛍を入れて遊んでいたことや

提灯(ちょうちん)に似ていることから。

 

提灯の古語「火垂る」にちなんだと言われています。

教会の鐘をイメージさせる白・薄紫・紫・赤紫などの、釣鐘形の可愛いお花です。

そして面白いことに、

ホタルブクロは途中で「性別」が変わって、雄から雌に変身するんですって⁈

 

最初は『雄』として虫などに自分の花粉を運んでもらい

役目が終わった『雄しべ』は枯れて『雌しべ』が成熟します。

ここから『雌』として受粉体勢に入り、

虫たちの体についた花粉を受け取り種子を作るそうです。

 

ホタルブクロにとって考え抜かれたベストな子孫繁栄方法なのですね。

③末侯・第二十七侯 6/16〜6/20

梅子黄
うめのみきばむ

⁡ウメの実が薄黄色に色づく頃

ウメの実が薄黄色になると“梅干し”作り開始の合図ですね。

青梅で、梅酒や梅シロップ、カリカリ梅を仕込んで

完熟梅で、梅干しや梅ジャムなど作ります。

 

いろいろな「梅仕事」の始まりです。

 

“梅雨”(つゆ/ばいう)という言葉は

「ウメの実が熟す頃の雨」という意味だそうで、

梅雨時である陰暦5月を『梅の色月』と表現することもあるそうです。

 

“梅は三毒を断つ”
⁡“一日一粒の梅干しで医者いらず”

などという言葉が示すように、昔からの伝統的な健康食品。

 

梅干しは殺菌作用や血液浄化により

疲労回復・食欲増進・夏バテ防止などにお役立ちな保存食です。

 

特にこれから食中毒が心配な季節…

お弁当には食中毒予防に一粒の梅干しが必須ですね。

 

自然界からの恵みを加工して最強の食品へと変えていく。

自然も人間も素晴らしいですね。

梅雨のお花といえば 「紫陽花(あじさい)」ですよね。

日本国有の紫陽花。

『万葉集』にも見られて、現在は3,000種類以上あるそうです。

 

植えてある土が「酸性」ですと青いお花、「アルカリ性」ですと赤みが強いお花

 

そして、咲き始めから白や淡緑、青、紫、薄紅色などに色彩を変化させ

秋のドライフラワーのようなベージュ色まで楽しませてくれますね。

 

お散歩途中にご近所でも色々な紫陽花を楽しんでみてください。

和菓子屋さんに涼やかな紫陽花色の練り切りが並ぶのも楽しみですね。

 

 

 

暦の上の梅雨入りは、

【芒種】の五日後とも
【芒種】の後の最初の「壬」(みずのえ)の日とも言われています。

「壬」は「水」の力が強い日ですのでね。

 

雨が多くなる時期ではありますが

時に雨は、氣持ちを落ち着けて

じっくりと集中できるひとときを、与えてくれているのかもしれません。

 

 

昔から「6月6日」は『稽古はじめ』とされています。

 

世阿弥の「風姿花伝(ふうしかでん)」の冒頭の言葉とも

指を折って数を数えると「6」で小指が立つので

「子が立つ」(独り立ち・出世する)などから

『6歳6月6日』にお稽古を始めると上達しやすい、

新しいことを始めるのに縁起がいい時と言われています。

 

それで今でも6月6日は

「楽器の日」「いけばなの日」「邦楽の日」「シニアピアノの日」など、

さまざまな芸事の日に制定されているようです。

 

※シニアピアノの日とは
66歳からのピアノ習得を提唱しているシニアピアノ教育研究会が制定している、指の運動・音感育成・人との触れ合いなどを目的にしているそうです。

 

いつか素敵な実りに出会えるのを楽しみに

氣になっている種をひとつ蒔いてみましょうか…

 

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

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