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季節を表わす二十四節氣【大雪】

今年も「師走」に入りましたね

一ヶ月があっという間に過ぎてしまう12月…

寒さに加えて乾燥にも注意が必要な時期です

【大雪】2025年12月7日(〜12/21)

山々に雪が激しく降りはじめ本格的な冬の始まりです

気温が低いので雪は溶けずに

降り積もって白銀の世界を作り上げます

雪いよいよ降り重ねる折からなれば也

雪が降り積もる時期で冬の到来を感じる頃

 

冷たい北風の“冬将軍”も吹き始めでしょうか

 

落ち葉で敷き詰められた地面には

葉に遮られることなくたっぷりの陽射しが降り注いでいます

 

素晴らしい自然界の恵みですね

 

色のない景色の中

サザンカやシクラメンやポインセチアが美しく華やかな冬を演出してくれます

 

〜七十二候

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初侯・第六十一侯 12/7〜12/11

閉塞成冬
そらさむくふゆとなる

天地の氣が塞がれ冬が訪れる頃

天の氣は空に上がり
地の氣は地中に閉蔵され

天と地が通じ合わなくなり“冬”になる

空を塞ぐように厚く重い雲

 

今にも雪が降り出しそうな「雪曇り」の空

 

冷たい氷雨や雪をもたらすその雲に

冬を知らされた生き物達もじっと氣をひそめます

 

静かで深閑とした情景が思い浮かびますよね

*「塞」には、『砦』とか『戸』という意味で、それを「閉じる」ということで、寒さや病気が入り込まないように閉じて塞ぐという意味

 

集落の入り口に立つ「道祖神」

村に冷たい空気や邪悪な物が入らないように遮り

人々や旅人の安全を守って下さる…

 

「塞の神」(さえのかみ)と言われていたのもわかりますね

 

木々の葉は散り、枝だけの冬枯れから徐々に冬景色になっていく

 

どんよりとした「薄墨色」のような風景…

少し寂しい印象ですが

雪景色になる前の静かで心落ち着くこんなグレーの優しい風景も風情があります

②次侯・第六十二侯 12/12〜12/16

熊蟄穴 
くまあなにこもる

熊が冬籠もりで厳しい寒さを乗り越えるため、⁡冬眠の準備をして穴にこもる頃

冬眠と言っても、冬の間ぐっすり眠っている訳ではなく

脈拍や呼吸数を減少させ食料不足対策や体力温存のため

ほとんど身動きせずに過ごす…

 

わずかな物音やほんの少しの刺激臭が氣づける程、眠りは浅いそうです

冬眠ではなく『冬ごもり』という事なのですね

 

そしてこの間、全く食事をせずにこの安全な場所で1〜2月頃に出産

冬までに蓄えた体力で寒さや天敵からこぐまを守り

春までに少しでも大きく育てなくてはなりません

 

かなりなハードなお母さん熊ですね

 

無事に冬を越えたら春の暖かい気配で一緒に穴から出て行動開始です

 

 

ツキノワグマは樹洞を利用して

ヒグマは斜面の土を掘って冬の寒さを凌いで春を待つそうです

 

 

今年は特にお騒がせな困った熊さん達です…

 

その原因は多岐にわたっているにしても

冬までに蓄えなければならない食糧が自然界で充分にまかなえない…

 

人の生活圏に姿を現してしまって人も熊もパニック

 

でも対策を考えられるのは人間の方だけです

上手く共存していく方法が見つかる事を願います

 

熊さんには熊さんの自然界での任務があるはずですので…

 

他にシマリス・カエル・ヤマネ・コウモリなども寒くなると冬籠もりするそうです

③末侯・第六十三侯 12/17〜12/21

鱖魚群 
さけのうおむらがる

⁡⁡川で生まれた鮭が、海で大きく育って群れをなして川を遡上する頃

産卵のために自分の生まれた川への里帰り

 

なんとあの広い海の中に居ながら

生まれた川の匂いを辿って

上流へと流れに逆らって故郷の河川を遡上するって

 

素晴らしいですよね…母川回帰!!

 

必死に川へと上っていく鮭は全く食物も摂らず

役目を終えると力尽きる…

 

こうして鮭は次の命を育む…

命がけの命の循環ですね

 

“鮭”は昔から「災いを避ける(さける)」とされ

“卵のいくら”は「子孫繁栄」の象徴と考えられてきました

 

鮭が獲れる地域では、お正月の縁起物とされています

そして鮭が獲れない西日本では鮭の代わりに鰤(ぶり)⁡が使われるそうです

 

この時期は自然界の生き物にとって

数ヶ月にわたる厳しい冬を生き延びるための命がけのサバイバルのスタートです

 

「奥山(おくやま)」とか「深山(みやま)」という言葉のように

人を寄せつけない凍てつく雪の冬山で繰り広げられている生き物達のサバイバル…

 

全ての生き物達にエールを送りながら

そっと見守りましょう

冬の風物詩「正月事始め」は12月13日

“煤払い”12月13日(又は12月20日)

一年の煤や埃を払って清める伝統行事

 

この日を境に、年末の片づけや

松迎え(お正月飾りの松や竹を山に取りに行く)などを始める習慣があります

 

単なるお掃除ではなく

新年を司る「年神様」を迎えるための神聖なお清めの行事

 

大掃除のルーツが“煤払い”で

けじめのひとつと考えられていました

 

 

日常生活の「ケ」の枯れた氣=ケガレを祓い

神聖な非日常の「ハレ」の日に回復することで

元の氣に戻し『元氣』なエネルギーを迎え入れる

 

こうしたケジメをつけながら暮らしを大切にしてきたのですね

12月17日〜19日は、浅草 浅草寺の「羽子板市」が開かれます

 

羽子板を使う「はねつき」には厄祓いの意味があったそうです

はねをついた時に響くムクロジの種子の音が印象的ですが

そのはねを飛び交わすことが大事なのだそうです

 

子供たちの遊びの中に邪気を跳ねよけて無病息災の願いを取り入れる…

素敵な発想ですよね

 

 

寒い季節に入っています

 

私達も自然界の生き物達に見習って

エネルギーを酷使するよりも修復すべき箇所に目を向けて

心と体のメンテナンスを優先してゆっくり過ごしましょう

 

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

自分の内側から答えを引き出す視点を持った、ミッションメンタリングマスターと一緒に、自分の才能と使命の設計図を読み解いていきましょう。
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