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季節を表わす二十四節氣【啓蟄】

いよいよ【啓蟄】です

 

この頃になると柔らかな陽射しに春の訪れを実感できますね

少しずつ気温もあがって安定してきます⁈

 

今年は2月末に“夏日”を記録したり、

昨年の猛暑からの少雨でダムの水位が減ったり、

川の水も干上がり川底が顔を出したり、

異常気象が続いていますね…

 

日本の四季が今までより前倒しになって来ているように感じます

【啓蟄】2026年3月5日(〜3/19)

⁡「啓」は開く

「蟄」は虫などが土中に閉じこもるという意味ですので

【啓蟄】は冬籠もりの虫が這い出るということ

 

昆虫だけでなく蛇や蛙や蜥蜴など

土にひそんで冬を過ごすさまざまな生き物をさしているそうです

 

柔らかな陽光が土の中まで届いてくると

冬を無事に越えた喜びと共に戸外に出たくなるのは万物共通のようですね

陽氣地中にうごき
ちぢまる虫穴をひらき出れば也

雪も溶けて土全体に陽があたり大地が温まると

土中にある巣も暖かくなることで

春の気配を感じた虫たちも動き出します。

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初侯・第7候 3/5〜3/9

蟄虫啓戸
すごもりむしとをひらく

巣篭もりしていた虫たちが地上に出てくる頃

土の中や木の皮の間そして落ち葉の隙間など

冬の間さまざまに巣ごもっていた虫たちだけでなく

冬眠から目覚めた生き物たちも行動開始です

 

雪に覆われていた地面に陽が当たり

土の匂いが春を知らせてくれることから

「土の春」「土匂う」や「春泥」などの

春の訪れを告げる言葉がうまれたのでしょうね

 

【秋分】次候9/28〜10/2 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)と対になります

②次侯・第8候 3/10〜3/14

桃始笑
ももはじめてわらう

⁡桃の花がこの春初めて咲く頃

桃が咲くのを“わらう”とは…粋でお洒落な言い回しですよね

優しく微笑んでいる様子

 

小さくて可愛らしい可憐な桃の花にぴったりな表現で

春の訪れに一気に笑顔がこぼれますよね

 

前節氣の「お雛様」でも触れましたが

桃は邪氣を払う神聖な霊木とされていますし

もし果物の桃を食べるとアレルギーとまではいかなくても

なんか痒くなる気がする…という方

 

この時期に桃の木に触れておくと免疫が出来て

桃を美味しく食べられるとか・・・(自己責任で是非お試しくださいませ)

 

桃の花のピンク色や柳の若葉の柔らかい黄緑色

春の陽射しの優しさとお似合いですね

③末侯・第9候 3/15〜3/19

草菜虫化蝶
なむしちょうとかす

⁡⁡⁡冬を越したサナギが羽化して羽ばたく頃

厳しい冬を超えたサナギが春の訪れと共に美しい蝶になります

 

「菜虫」とは大根やあぶら菜の葉につく青虫で

モンシロチョウへと生まれ変わります

 

菜の花が咲いて蝶が舞い始めると本格的な春の到来ですね

 

蝶の異名は「夢見鳥」(ゆめみどり)

とても素敵な名前ですよね

 

 

「胡蝶の夢」という古事

 

⁡うとうととしていた中国の荘子

蝶になって自由に空を舞う夢を見て…

 

“蝶になって飛んでいたのは夢だったのか

それともここにいる自分こそ蝶が見ている夢なのか”

 

心地よい微睡みに夢と現実がわからなくなる

夢と現実の区別のつかない曖昧さ

 

自分が夢見ている自分と今の自分

どちらが本当の自分でどちらがなりたい自分

 

夢が現実になることだってありえる

 

夢か現か幻か

ベールのかかった春霞のなかでこその心地よさですね

3月17日から「春のお彼岸」に入っています

20日がお中日で3月23日までです

 

悟りの世界の「彼岸」
私たちの住む「此岸」

春の華やかなお花や「ぼた餅」と共に

西の果てのご先祖さまへ春の喜びと感謝をお伝えしたくなりますね

ひと雨ごとに空気も日差しも春へと向かいます

 

柔らかい陽射しと爽やかな風、優しく降る雨が

全ての生き物の成長を促してくれるのです

 

お山では“もうひと雪⁈”ある時期でもありますが…

 

 

 

春の訪れに心も体も緩んで来るなか

ちょっとシャキッとしたい時

この時期「旬」を迎える“葉わさび”がお勧めです

 

若い葉や茎だけでなく、

花の特有の香りと爽やかな辛みと風味を是非味わってみてください

 

生では辛みが足りないと感じた方は

塩揉みするかお湯(80度くらい)に潜らせると鼻にツーンとくるようになるそうです
⁡

 

新鮮な刺激の春の山菜…

ビタミンC豊富で抗酸化作用や免疫力向上の効果もあり

消化をたすけて毒消しにもなる

 

平安時代から香辛料として珍重されてきた「山葵」わさびは

早春の美味しい“薬味”ですね

 

暖かい陽射しに包まれて

少しだけ冷たさの残る風が気持ちよく感じたら

夢見鳥のようにひらひらと大空を飛びまわってみたくなりますね

 

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

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