今の仕事に、そこまで嫌なところはない。
人間関係も、致命的ではない。
生活も、ある程度安定している。
それでも、不安が消えない。
また別の調査では、「今の職場に大きな不満はないが、より良い条件があれば転職を考えたい」という人が、一定数いることも分かっています。
つまり多くの人は、「不満」で転職を考えているのではなく、「不安」から将来を考え始めているのです。
では、なぜ「不安」になるのか。
そして、なぜ動けなくなるのか。
多くの場合、「やりたいことが何も思いつかない」わけではありません。
そんな選択肢はいくつも浮かぶ。
それでも、決めきれない。
なぜかというと、
「心の底から本当にやりたいこと」がまだ見えていないからです。
これが言葉になっていないと、どんな選択肢も、どこか他人事のように感じてしまう。
だから、動けなくなる。
これが、「不満はないのに、不安で止まってしまう」本当の理由です。
そして私は、この「心の底から本当にやりたいこと」こそが、その人にとっての「自分軸」だと思っています。
「自分軸」が見えてくると、「不安」がゼロになるわけではありません。
それでも、「この方向でいい」「ここに向かっていこう」そう思える感覚が生まれます。
選択の基準が、外ではなく、自分の内側にできるからです。
不安だから、動けないのではありません。
「自分軸」がまだ言葉になっていないから、安心して動けないのです。
もし今、「このままでいいのか」という不安を感じているなら、
それは、何かが足りない証拠ではなく、自分軸を見つけるタイミングが来ているサインなのかもしれません。
次回は、その入り口について、少しお話ししてみたいと思います。