こんにちは! 篠田法正です。
前回、久しぶりに弓の話を書いていて、また思い出したことがあります。
初心者の頃は、とにかく、的に矢を当てるために、一所懸命練習しました。
身体の動かし方、力のかけ方、呼吸法、色々なことを教わり、上達しようと思いました。
いわゆる、技法、テクニックを学ぼうとしていたのです。
やがて、すごく当たるようになりました。
しかし、そのうち、段位が上がってくると、美しさを求めるようになりました。
礼儀作法、所作や振る舞い、心構えを学び、綺麗に矢を放つにはどうしたらいいかを考えました。
時には、当たり外れよりも、射形を大事にすることさえありました。
的中率は明らかに下がっていきました。
ところが、さらに練習を重ねていくと、
やはり当たらなければ美しくないと考えるようになり、
矢が的に当たるからこそ、美しさが完成すると思うようになりました。
一番の学びは、意識を、的にではなく、
臍下丹田(せいかたんでん)に氣をおくこと、
そして縦と横の十文字をしっかりと意識してバランスをとることでした。
そして、そんなある日、
射場に立ち、矢を手にした瞬間に、
的中した時の映像がイメージできたのです。
そして、構えた時に、
足元から大地を通して、宇宙のエネルギーが身体に満ちてきて、
心静かに、弓を引いていくと、美しい弦音とともに、
自然に矢は放たれ、的の真ん中に吸い込まれるように当たり、
残心のうちに、幸せな充実感が得られるという、
とても感動的な一射を経験することができたのです。
ビジネスも同じだと思いました。
矢の的中を、事業の成果、売上、利益だと考え、
礼儀、心構え、射形を、経営理念や精神性だと捉えてみたのです。
現実的に、利益だけを追いかけるのでもなく、
理念追求だけで利益はどうでもいいと考えるのでもなく、
両方のバランスが取れて、はじめて「美しい経営」になるのですね。
東洋では、精神(理念)を縦線、現実(儲け)を横線と考えます。
縦と横のバランス、縦横十文字が完成することで、美しさが完成するのです。
横線の知識、ノウハウ、テクニックは、世の中にあふれています。
ところが、経営の精神性、理念、何のために経営するのかという縦線については、答えを探すことが難しいのです。
そこで、多くの経営者は、先輩の成功者や偉人たちの言葉を頼りに、自分の縦線を探そうとします。
でも、それらは、所詮、人のものです。
他人の考え、他人の理念のもとに経営をすることになります。
経営者自身が、その人だけの、その人の生まれてきた意味までを考え、
心の奥にある「コア」(臍下丹田)を意識して経営にのぞめるようになることが、一番重要なのだと思うのです。
会社を経営し、従業員や関係者の多くの人生を支え、
導いていく役割を持つ経営者こそ、
「自分軸」を明確にすることの意味がここにあるのです。
ミッションメンタリングは、
経営者の「縦線」=「自分軸」を明確にするための、もっとも優れた方法だと思います。
理想の経営、美しい経営を目指す経営者にこそ、謹んでお伝えいたします。
ミッションメンタリング プレ講座
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