博士の応援ブログ
こんにちは!篠田法正です。
今日は、人間の感情に関するお話です。
日常生活の何氣ない時に、話の途中で、相手が急に怒り出すことがあります。
何か、こちらの言葉や行動が相手の琴線(きんせん)にふれたのでしょう。
地雷を踏んだとも言います。
こんなとき、「どうして相手は怒っているのか」と考えても、わからないことがほとんどです。
実は、人の感情には、順番があります。
「怒り」は、第二感情。
その前に、第一感情があるのです。
怒りの前の第一感情は何でしょうか。
それは、
「恐怖」
です。
だから、質問を変えましょう。
「何が彼を怒らせたのか?」
ではなく、
「彼は何を恐れているのか?」
です。
相手にストレートに聞いても良いかもしれません。
「何を恐れているんですか?」
そうすると答えが見えてくるようですよ。
さて、
さらに、このことを五行論で考えてみましょう。
自然界の森羅万象、全てのことを木火土金水の5つの氣(エネルギー)で考える五行論では、
「怒り」は「木」のエネルギーだと言われています。
木は、守備本能、頑固に寡黙に継続するというイメージですが、
我慢、自我、発達という意味もあり、抑えられているものが振動しているような状態も意味するのですね。
例えば、実は、雷(カミナリ)も「木」に当てはめられていて、
ドドドドという音や振動、稲光は「木」なのだそうです。
こう考えると、「怒り」が「木」というのはなんとなく、うなづけますね。
そして、先ほど、怒りの原因になっているのが恐怖と学びましたが、
恐怖、恐れは、五行論では、「水」に当てはめられています。
なぜ、「水」なのかは、よくわかりません。
水の冷たさ、暗さ、洪水の恐怖のようなイメージでしょうか。
何れにせよ、怒りの元が恐怖というのは、
五行論の「木」は「水」から生まれ、
「水」によってエネルギーが高まるという相生(そうしょう)の考え方で、見事に説明できます。
さて、ここから面白いことがわかります。
怒りを大きくしないためには、恐怖を弱める必要がありますが、
これを五行でなぞらえると、
「木」を大きくしないために、「水」を弱める必要があるということになります。
水を弱めるものは何でしょう。
それは「土」です。
「土」は、堤防を作ります。
「水」が暴れるのを抑え、自由に流れていってしまうのをうまくコントロールするのが、「土」の堤防なのです。
「土」には、いろいろな意味があります。
お金、現実、信頼などの他に、中心、自分という意味があります。
「土」は、他の4つ(木、火、金、水)の中心や間にあって、軸となってバランスをとります。
これを「人間の感情・思考」という観点で見ると、
土は中心でニュートラルな「思い」であり、それは、「自分軸」なのです。
自分軸は、なぜ、何のために、誰にどんなことをするのかという、人生のミッション、使命のことです。
私自身、自分軸を明確にして、ミッションステートメント(使命の宣言文)を作ってからというもの、
およそ、怒りというものがほとんどなくなりました。
先日も、知人から、「法正さんって、怒ることないでしょ」と言われて、
「いや、そんなことはないよ」と言いながらも、
ここ数年で、ひどく怒ったことを全く思い出せなかったことに気づきました。
どんな出来事が起きても、それを受け入れ、プラスの面を見つけ、
笑顔で立ち向かっていくことができるようになるためには、
まず、自分の中心となる思い、自分軸をしっかりつくっておくことだと思います。
あなたの自分軸、決まっていますか?
もしもまだ曖昧ならば、ミッションメンタリング講座で、早くつくってしまいましょう。
さあ、今日も、自分らしく一歩ずつ。
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