経営コンサルティングのクライアントや、起業準備中の方からよく相談されるのが、「差別化」です。
自分の商品やサービスが他の競合他社とどのように違うのか、何が特徴なのか、
それを明確にすることを差別化と言います。
この差別化がうまくいくと、お客様から選ばれる存在になります。
私もコンサルタントになりたての頃は、この差別化というものを意識して、
競合他社をいろいろ調べ、
どこが違うのか、どうやって違いを出せばいいのか、一所懸命考えました。
そして、クライアントと一緒にワークをやって、
「他社との差別化ポイントを挙げていきましょう」などとやっていました。
でも、ある時、気づいたのです。
このワークをやっている時の皆さんの表情が、あまり楽しそうではないのです。
そして、多くの場合、出てくるアイデアも、ありきたりのものばかりです。
おそらく、自社と他社とどう違うかを考えているときの脳の状態が、
「戦いモード」になっているためではないでしょうか。
参加者の頭の中には、ライバルの姿が浮かんでいて、お客様はどこにもいないのです。
今は、ほとんど差別化ワークをやりません。
もちろん、全然やらないのわけではありませんが、
競合他社を調べて、そことの違いを出すのは、少なくとも後回しにします。
最初にはやりません。