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季節を表わす二十四節氣【白露】

「白露」という涼しげな雰囲気の節氣になりました。

朝夕は気温が下がり
朝露が草の葉に宿り白く輝く頃です。

⁡【白露】2025年9月7日(〜9/22)

夜中に大気が冷えて、降りた露は白い粒のように光って

秋の気配が深まってきます。

陰氣ようやく重なりて露こごりて白色となれば也

「陽氣」と入れ替わった「陰氣」が増えて

気温が低くなることで

朝露は朝靄の中で白く輝き

夜間の冷え込みを知らせてくれます。

 

この日から「仲秋」

昼夜の気温差大きく、朝夕は肌寒く感じる本格的な秋の到来です。

〜七十二候

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初侯・第四十三侯 9/7〜9/11

草露白
くさのつゆしろし

草花の上に降りた朝靄が白く涼しげに見える頃

小さな露が降りるのは

放射冷却などで空気中の水蒸気が冷やされるから…

 

昼間、太陽で蓄えられた地上の熱は、

太陽光の届かない夜になるとそのまま空に向かい宇宙へと放射される。

そのため地表温度は下がっていき、

明け方の最も大気が冷え込む時に露を結ぶことになります。

夜の間、雲ひとつなかった空は

高気圧に覆われて安定した気圧配置となり

昼間も晴れのお天気が続くことを約束してくれます。

(夜間に雲がある時は地上の熱の放出を雲がある程度防ぎますので、地上はそれ程冷えないという事です)

 

それで『露が降りると晴れ』という諺⁈があるのですね。

 

草に降りた露が陽の光を浴びて白く光って見えることで

⁡秋へとの移り変わりを実感します。

 

光の反射の白・光っている露も白…

陰陽五行で「白」は秋を表現しますものね。

 

また「露しぐれ」という言葉があるように

雨が降っていなくても草の野を歩けば露で足元の靴が濡れる…

こういうところからも秋の到来を知ることが出来ますね。

②次侯・第四十四侯 9/12〜9/17

鶺鴒鳴
せきれいなく

セキレイが鳴き始める頃

川の上流域や水辺ばかりではなく民家の軒下などにも巣を作る、

「チチッチチッ」という高い鳴き声の鳥でスマートなボディーに長めの尻尾が特徴です。

コンクリートの上でも軽やかに走り回っていますよね。

 

セグロセキレイ・ハクセキレイ・キセキレイの3種類だそうです。

 

古事記には「イザナギ」と「イザナミ」に

夫婦の営みを教えた『恋教え鳥』として登場しているとか…

 

古来より夫婦円満の御神鳥として崇められていて

皇室の成婚時にはセキレイの飾りが新床の枕元に置いてあるそうです。

 

その尾をピンと伸ばして上下に振りながら地面を叩くようにちょこちょこ歩くので

「イシタタキ」「ニワタタキ」などとも呼ばれます。

③末侯・第四十五侯 9/18〜9/22

玄鳥去
つばめさる

⁡⁡⁡春先に飛来したツバメが暖かい南の地域へと帰っていく頃

【清明(せいめい)初候 (4/4〜4/8)】の春の暖かい日差しの中、

その名の通り、清らかな明るさに満ちている頃に日本にやってきたツバメ。

 

春は一羽ずつ海面スレスレに飛んできますが

子育てをしながら夏を過ごし

この時期、数千〜数万の集団で再び暖かい南の地域へと帰っていきます。

一日に200km以上飛ぶこともあるんですって。

 

気温ではなく日照時間の長さを感知して渡りを開始するため、

年によるズレは少ないそうです。

 

“ツバメが低く飛ぶと雨”と言われるのは

天敵に狙われることがないように

あえて雲に隠れるようにお天気の悪い日に飛びたったり、

陽が落ちるのを待って飛びたったり、

小雨降る日でもたくましく飛んでいくからのようです。

 

またツバメって素敵な生態で、

毎年2回子育てするのですが、先に巣だった小ツバメがお兄さん・お姉さんとして

次に産まれた子ども達を外敵から守ったり

子育て出来なかったツバメも餌を運んで親鳥をサポートしたりするそうです。

 

高速道路のSAでツバメの巣をよく見かけます。

春先は親鳥だけで巣からクチバシだけ覗かせていた赤ちゃん達が徐々に加わって、

かなりの数のツバメ達がそれぞれに急旋回や急降下しながら飛びまわるようになります。

 

あのスピードでよくぶつからないものだと感心です。

これからの長い帰路に備えての飛行訓練でしょうね。

 

身近なところに巣を作り成長した子供達と南へ旅立つまでの夜間、

外敵から身を守るために集団で過ごす…と考えられていて

実際に夕方になると河川敷の葦(ヨシ)原に⁡どこからともなくツバメ達が集まって来て、

暗くなる頃には沢山のツバメたちが葦に止まって体を休めているそうです。

 

「葦原の瑞穂の国」と呼ばれる日本。

河川敷のヨシは鳥だけでなく水中の稚魚を育てたりして

ツバメのような鳥の住処となり、弱い生物たちを守り、

水辺の生態系保全にも貢献している訳です。

 

そしてなんと“葦一本”で年に2トンの水を浄化する力があるんですって!

これは貴重な植物ですよね。

 

私達は漢方薬として、消炎作用や解毒作用(花、茎、根、葉などを利用)の効能や

枯れた葦を茅葺き屋根や夏の陽射しをさえぎる葦簀(よしず)として利用しています。

 

水中のリンや窒素を吸収して水質浄化、

光合成で二酸化炭素を吸収して酸素を生成により地球温暖化防止、

地下茎が河川敷の土壌を固定して護岸を補強、

堆肥として土壌に還して土壌改良など

 

古くから多様な効能や特性で、人間や生物を含む

自然界すべてに万能なお役立ち植物なのですね。

 

改めて自然界の素晴らしさを実感です。

 

そんな葦原が少なくなってきているようですが

ずっとツバメが安心できるお宿でありますように…

9月9日は「五節句」最後の『重陽の節句』

奇数=陽数
偶数=陰数

陰数が重なっても陰数ですが、

陽数が重なると「陰に転じる」とも考えられ

邪氣を払い神様をお迎えする行事が必要という思いが次第にお祝いのかたちとなり

 

陽数の最大値9が重なる9月9日を「重陽(ちょうよう)」と呼んで、特におめでたい日として祝ってきました。

旧暦の九月九日ですので、現在の暦ですと10月中旬頃となります。

 

また9月9日が「菊の節句」とも呼ばれるのは、

この時期、菊が旬をむかえますし、

菊は「邪氣払い」「不老長寿」「子孫繁栄」などの霊力を持つと考えられてきたからです。

 

美しく華開いた菊の花の鑑賞

菊のお花をお酒に漬け込んだ“菊酒”

菊に綿を被せ溜まった夜露で肌を拭うと若さを保てる“着せ綿”

などの慣習があったようです。

 

桃の節句(3月3日 上巳の節句)で女の子の成長や幸福を願い、

菊の節句(9月9日 重陽の節句)で大人の女性の健康や長寿を願う、

そんな訳で“大人のひな祭り”とも呼ばれる「重陽の節句」です。

9月第3月曜日(2025年9月15日)は、敬老の日

多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日。

 

昔、「人生五十年」と言われていた時代、

幸運にも長く年齢を重ねられることができたと捉えて

老後という言葉ではなく「老いに入る」という軟らかく知的な言葉で表現されていて、

お年寄りを尊敬し大切に敬っていたのが読み取れますね。

 

今でも長寿の目安として

・還暦(60歳)
・古希(70歳)
・喜寿(77歳)
・傘寿(80歳)
・米寿(88歳)
・卒寿(90歳)
・白寿(99歳)
・百寿(100歳)

などから

上寿・茶寿・皇寿・大還暦(120歳)、そして天寿(250歳)と続きます。

 

今年7月、義母が無事に「百寿」(100歳)を迎えました!

また、9月20日から「秋のお彼岸」入りです。

“暑さ寒さも彼岸まで”

この言葉の通り、厳しい暑さとはお別れして

待ちに待った秋の爽やかな過ごしやすい頃となるのを期待して

美味しい秋の味覚を楽しみましょう。

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

自分の内側から答えを引き出す視点を持った、ミッションメンタリングマスターと一緒に、自分の才能と使命の設計図を読み解いていきましょう。
▶︎まずは、プレ講座やワークショップにご参加ください。

https://www.youtube.com/@DrHosei

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