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季節を表わす二十四節氣【寒露】

10月(神無月かんなづき)に入りました。

 

長かった危険な暑さの夏を見送り

日の落ちる早さと空気の清々しさに⁡秋を実感していましたが

暦の上では既に「寒」の文字の登場です。

 

⁡【寒露】⁡2025年10月8日 (~10/22)

気温が下がり、草花に結ぶ朝露にも寒さを感じられる頃

 

朝晩は冷え込み山々が色づき始めます。

金木犀の香りに季節を知る楽しい氣づきもこの頃ですね。

陰寒の氣に合って露結が凝らんとすればなり

露が冷気によって凍えそうになり

秋の陰氣は深みを増し、自然の静かな趣を醸し出します。

〜七十二候

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初侯・第四十九侯 10/08〜10/12

鴻雁来
こうがんきたる

雁が北から渡って来る頃

夏鳥のツバメと交代に雁がやってきます。

遠くシベリア、カムチャッカから海を越えてやってきた雁は

日本で越冬して春の訪れと共に北へと帰っていく“冬鳥”。

 

隊列を組んで空高く飛ぶ美しい姿は様々な文学作品や絵画にも取り上げられています。

 

「雁」は総称で特定の鳥を指してはいないんですって…

そして日本では9種類の雁が確認されていますが、その90%は「マガン」だそうです。

数の減少により現在では「保護鳥」だそうです。

 

 

“けふからは日本の雁ぞ楽に寝よ”

(はるばる海を渡ってきた雁よ、長い旅は終わり今日からは日本の雁となった。安心して休むとよい)

 

長旅で疲れたであろう雁を思いやる優しさあふれる“小林一茶”の句ですね。

いつまでもこの美しい光景が続くといいですね…

 

初めて訪れる雁を「初雁(はつかり)

この頃吹く北風を「雁渡し(かりわたし)」と言うそうです。

 

【清明(せいめい)】の次侯「鴻雁北」(4/9〜4/14)と対になります。

②次侯・第五十侯 10/13〜10/17

菊花開
きくのはなひらく

菊の花が咲き始める頃

秋の爽やかに澄み渡る青空と菊のお花はよくお似合いですね。

各地で菊まつりや品評会、菊人形の展示が開かれます。

 

不老長寿の薬効がある菊をお酒に浸したり(菊花酒)、お風呂に入れたり(菊風呂)、

食用菊のおひたしや、漢方では菊の花のお茶(菊花茶 )があったりと、

楽しみ方も様々ありますね。

 

※『重陽の節句』(9/9)でも菊のことは説明していますのでそちらもご参照を。

 

 

 

春の「桜」に対して日本の秋を象徴する「菊」は、皇室の『紋』にも使われていています。

 

「高貴」という花言葉のように美しく上品で不老長寿のお花…

でも、同時にお別れのお花でもありますよね。

 

なんか不思議な氣がしていましたが

そんな菊のお花に囲まれての旅立ちは、

穏やかでより神聖な儀式にしてくれるように感じます。

 

 

イギリスや欧米の、まん丸な小輪でたくさんのお花をつける

スプレーマムやピンポンマムなどの「洋菊」はとても可愛らしいですね。

 

澄み切った秋の綺麗な晴れわたる青空は「菊晴れ」とも呼ぶそうです。

③末侯・第五十一侯 10/18〜10/22

蟋蟀在戸
きりぎりすとにあり

⁡⁡⁡キリギリスが戸口で鳴く頃。

キリギリスとありますが

この候で登場のキリギリスは「ツヅレサセコオロギ」だそうです。

昔はコオロギや鳴く虫の総称としてキリギリスと呼ばれていたようです。

 

中国最古の詩集とされる『詩経』(紀元前12〜6世紀)の中で

七月在野
八月在宇
九月在戸
十月蟋蟀
入我牀下

という言葉があるそうです。

 

意味は

「七月は野に在り、
八月は軒下に在り、
九月は戸口に在り、
十月になると蟋蟀たちは我が床の中に入り込む」

 

冷え込んで来ると

私達の生活圏に近づいてくるコオロギはとっても身近な存在なのですね。

 

鈴のような音色を聞いていると、秋の夜長がよりゆったりとした時間に思えてきます。

そしてこの時期は「伊勢神宮神嘗祭(いせじんぐうかんなめさい)

年間1500回に及ぶ神宮の恒例のお祭りの中でも、最も重要なお祭りが神嘗祭です。

 

“収穫に感謝し新穀を奉る神宮至高の神事”

 

その年に収穫された新穀を、

最初に「天照大御神」に捧げて御恵みに感謝するお祭りです。

その為の御装束・祭具も一新されます。

 

■外宮(豊受大神宮)では

  • 由貴夕大御饌 10月15日午後10時
  • 由貴朝大御饌 10月16日午前2時
  • 奉弊 10月16日正午
  • 御神楽 10月16日午後6時

 

■内宮(皇大神宮)⁡

  • 由貴夕大御饌 10月16日午後10時
  • 由貴浅大御饌 10月17日午前2時
  • 奉弊 10月17日正午
  • 御神楽 10月17日午後6時

新穀の御飯・御餅・御神酒、海や山の幸がお供えされます。

 

天照大御神へ収穫の感謝、そして五穀の豊穣、国家の隆盛、国民の平和を祈ります。

 

 

「五穀豊穣」の五穀とは、

(こめ)・麦(むぎ)・粟(あわ)・黍(きび)(稗ひえ)・豆(まめ)

 

全てが日本人の食生活を支えてきた穀物で

近年そのミネラルや食物繊維が見直されていますね。

 

粟や黍はあまり馴染みがないかもしれませんが、

和菓子屋さんには美味しい粟もちや黍だんごなどが並んでいます。

 

最も親しまれている「お米」

“新米”には特別な美味しさがありますよね(今年もちょっとお高めでしょうか…)

 

水分量が多い新米は粒が壊れやすいので

いつもより静かに研いで、お水は少なめで炊いて、お茶碗にご飯をふっくら装って

ぴかぴかに輝く炊きたての新米を味わってください。

 

 

ごはんの栄養って、炭水化物ばかりだとお思いかもしれませんが

タンパク質=牛乳コップ半分くらい
食物繊維=セロリ3分の1
ビタミンB1=キャベツ葉1〜2枚
鉄分=ほうれん草葉1〜2枚

そして、マグネシウムや亜鉛などのミネラルや他のビタミンも含まれています。

 

つまり、ご飯って…

栄養バランスの良い国民食なのです。

 

お米って今は1カップで測りますが、昔は一合升(いちごうます)だったのです。

一合升って日本酒やお味噌などで今でも見かけますよね。

一合=150g
一合の十倍=一升(しょう)
一升の十倍=一斗(と)
一斗の十倍=一石(こく)

 

明治の終わりに統一されて、米俵一俵=四斗=60kgになったそうです。

 

一合のお米が一回の一人分と計算されて

一人につき一年間で一石必要と考えられていました。

 

たとえば加賀百万石の「百万石(ひゃくまんごく)

これは百万人の人を養えるお米がとれることを意味するのですね。

 

 

新たなネーミングのお米や昔からのブランド米なども

地域によってもお味が若干異なりますので

 

お料理によって品種を変えたり

多種ある中から絶対的なお気に入りを見つけたり

オリジナルでブレンドして我が家米にしたり

栄養バランスの良いお米をこれからもお気軽に楽しめる日本であって欲しいですね。

 

今年も感謝の気持ちと共に秋一番のご馳走の新米を美味し⁡くいただきましょう。

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

自分の内側から答えを引き出す視点を持った、ミッションメンタリングマスターと一緒に、自分の才能と使命の設計図を読み解いていきましょう。
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https://www.youtube.com/@DrHosei

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