主人が天中殺に入ったのですが…

こんにちは！篠田法正です。

ミッションメンタリングは、東洋古来の知恵、算命学をベースに開発されています。

そのため、算命学に関する質問をたびたびいただきます。

先日、

「主人が天中殺に入ったのですが、どんなことに氣をつけたらいいですか？」という質問をいただきました。

そこで、今日は、天中殺についてです。

「天中殺」は、算命学の言葉です。

人生は１２年周期で回っていて、そのうち２年間は、いわゆる、『天が味方をしてくれない時期』がやってきます。

これを天中殺と言います。

四柱推命では、「空亡」と言います。

解釈は多少異なりますが、計算方法は同じですので、天中殺と空亡は同じ時期になります。

１９８０年代に、和泉宗章という方が、「算命占星術入門」や「天中殺入門」という本を出され、テレビ等で話題となりました。

一大ブームにもなったため、

　天中殺の期間中は、何をやってもだめ、

　病気やケガをする、

　トラブルに巻き込まれる、

　とにかく恐ろしい

などという伝わり方をしてしまいました。

ところがどうやら、この本を出版する際に、ライターさんが、できるだけセンセーショナルに書かないと、本が売れないだろうということで、かなり「盛って」書いたようなのです。

脅かしすぎたようです。

後に、和泉さんご本人も訂正、謝罪しています。

天中殺は、天が味方をしてくれない時期でありますが、過ごし方を間違えなければ、それほど恐れることはありません。

算命学高尾学館では、「無視してはいけないが、恐れすぎてもいけない」と言っています。

天中殺は、いわば、人生の冬の時期です。

雪が降り積もっているのに、外に出て無理に仕事したり、遊んだりしたら、それはトラブルを巻き起こします。

冬には、こたつに入って、身体を休め、ミカンをたべながら、本を読み、勉強すればいいのですね。

実際、天中殺の災いを避ける方法は、いろいろあります。

私のところに相談に来られる方には、その方にあわせて、最適な方法をお伝えしています。

今日は、天中殺の災いを避けるよい方法を一つお教えします。

天中殺は、天が中殺されている、すなわち、天井が開いてしまっている状態です。

開いてしまっていると、そこからいろいろなエネルギーが降ってきます。

それは、時に災をもたらします。

天井は、あなたを上から守ってくれている存在なのです。

ですので、天中殺の期間中は、普段以上に、目上の人を敬うことです。

自分をカバーしてくれる人を持つのです。

例えば、社長さんなら、いろいろ意見を言ってくれる会長さん、サラリーマンなら上司、まだ成人前なら両親を敬い、従うことです。

「おれは、社長だ、だれの命令も聞かない、おれの思う通りにやるのだ」

と思っている人ほど、天中殺で災いを受けることが多くなるようです。

あと、同じ意味ですが、お墓参りしてください。

先祖も、自分にとっては天をカバーしてくれる目上の人になるからです。

運が開いていない人は、だいたいにおいて、お墓参りに行っていない人が多いようです。

参考になさってください。

それと・・・もう一つ。

たまに起こる不思議な現象についてご紹介しましょう。

それは、一家のご主人が天中殺に入った場合、奥様や家族のメンバーが、自分は天中殺でなないのも関わらず、天中殺現象に見舞われることがあるというものです。

「身代わり現象」と言われています。

特に、ご主人が、大きな仕事やプロジェクトに関わっていて、組織にとって重要な役割を果たしている場合に、メンバーが代わりに天中殺を引き受けてしまうということが起こるようです。

なので、ご主人が天中殺に入ったら、家族も、特に健康面で氣をつけておいた方が良いでしょう。

天中殺はいろいろ複雑です。

ケースバイケースですので、個別に相談いただくことをお勧めします。

いずれにせよ、天中殺は、冬の期間。

人生にとって、必要な期間でもあります。

休息をとり、学び、次に備えていきましょう。

では、またお会いしましょう。

自然界の法則で、自分らしく。

今日も、ハッピーにお過ごしください。

※こちらもご参考に→天中殺の生かし方