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なぜ高い報酬を要求できないのか?

こんにちは!篠田法正です。

 

私は、これまで10年以上の間、

これから起業したい人の応援、コンサルティングをしてきました。

 

また、数年前、一般社団法人ミッションメンタリング協会を立ち上げ、

算命学を活用して人を幸せにするコーチングで、起業したい人の応援も始めました。

 

こうした経験の中で、気づいたことがあります。

 

『多くの人は、高い報酬を受け取りたくない』というものです。

 

意外に思うかもしれませんが、本当です。

 

端的な例が、

起業しようとする人が、自分の商品やサービスに低い価格をつけてしまうというものです。

 

私が、どうして、そんなに低い値段をつけるのですか?と聞くと、

「高いと売れないから」
「今はまだ、自信がないから」
「ライバルより安くしないといけないから」

という理由を口にします。

 

確かに、そういう側面もあるかもしれません。

 

ただ、もう一つ、本質的な問題がありそうです。

 

 

イギリスのハートフォードシャー大学のワイズマン博士の実験をご紹介します。

 

2つのグループの参加者に、公園でゴミを拾ってもらいました。

公園の美化を進めるために、最も有効な方法を調べるためだと説明しました。

 

謝礼として、Aグループには、かなり高額のお金を、

Bグループには、ほんのわずかなお金を支払うと約束しました。

 

1時間ほど、骨の折れる単調な作業をしてもらった後、

自分がどれくらい仕事を楽しんだか、採点をしてもらったのです。

 

その結果は?

 

謝礼の多いAグループの人の方が楽しかったはず、

と考えますよね。

 

ところが、実際は逆でした。

 

Aグループは、楽しさ度の点数の平均が、10点満点中わずか2点。

Bグループは、なんと、8.5点だったのです。

 

 

Aグループの人はこう考えたようです。

「待てよ、報酬が高い仕事は、たいてい嫌な仕事だ。公園の掃除の仕事は、嫌な仕事なんだ」

 

一方、Bグループの人はこう考えました。

楽しい仕事なら、謝礼の額は少なくてもいい。今回の報酬は少ない。きっと楽しい仕事に違いない」

 

 

この実験から、面白い結論が出てきます。

 

起業家が、高い報酬が得られる商品・サービスを作るということは、

これから嫌な仕事をすることだという深層心理が働くということです。

 

特に、自分の好きなことで起業をしようとするときに、これは厄介なことになります。

自分の好きな仕事が、嫌いな仕事になってしまうのです。

 

なので、ついつい「好きな仕事をするのだから、高い報酬をもらってはいけない」と思い込んでしまうのです。

 

仕事は辛いもの、報酬は辛いことを我慢する代償という意識で過ごしてきた人ほど、

この罠にハマってしまうわけです。

 

もしも、あなたにもそういう傾向があるようでしたら、マインドチェンジが必要です。

 

仕事は、誰かを幸せにすること。

人を幸せにした分だけ、報酬が得られるもの。

 

本心から、このマインドになることができれば、ビジネスが加速し始めるのです。

 

 

しかし、残念ながら、このマインドチェンジは、多くの人にとっては、なかなか難しいことのようです。

次回、このマインドチェンジの効果的な方法をお伝えします。

 

お楽しみに。

篠田法正でした。

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