
こんにちは!篠田法正です。
以前にも書いたことがあるのですが、
私のところに、「独立起業したいので相談に乗って欲しい」と来られる方の多くが、
現在天中殺の真っ最中か、もうすぐ天中殺に入るタイミングになっているのです。
天中殺とは、シンプルにいうと、12年間のうち2年間やってくる、冬の季節のような時期です。
一般的に、天中殺の期間中は、起業や結婚、会社設立など、新しいことを始めない方が良いとされています。
起業してはいけない時期に起業したくなるというのは、運命の不思議ですね。
そんな時私は、相手の方に天中殺のことをお伝えし、どうするかご自分で決めていただくようにしています。
すると、多くの場合、
「じゃあ、しばらく起業は延期します」ということになります。
そして、
「ああ、2年間も待つのか・・・」と、とてもがっかりされます。
そこで私は、運命を味方につける口グセをお伝えします。
それは、
「ちょうどよかった!」
です。
「●●さん、天中殺で、ちょうどよかったですね!」
「えっ?」
最初はびっくりされますが、次第にわかってくれます。
「起業するためにやるべきことって、実はたくさんあるんです。
先日、あるクライアントのために整理してみたら、自分軸確立、ビジネスコンセプト、
テストマーケティング、顧客リスト、協力者集めなど、
主だったものだけで125項目もありました。
もし、あなたが起業を真剣に考えているのなら、準備するだけであっという間に2年は経ってしまいます。
天中殺の期間に、しっかり準備して、2年後に、ジャンプスタートできますね!」
「ほんとだ、慌てて起業しなくてよかった」
「ちょうどよかった!」
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天中殺に限らず、人生の中で私たちはさまざまなピンチがやってきます。
問題が起こったり、難しい課題にぶつかったり。
そんな時、「うわあ、嫌だな」とか、「困ったな」と言っても、何も良いことは起こりません。
そんな時こそ、「ちょうどよかった!」と言ってみるのです。
どうしてちょうどよかったのか、わからなくても結構です。
とにかく先に、何も考えず、言うのです。
「ちょうど良かった!」
すると、興味深いことに、私たちの脳は、それがちょうど良かった理由を勝手に探し始めます。
そして、その理由をちゃんと見つけるのです。
すると、そのピンチが、いつの間にか成長のチャンスになっていきます。
人から何か頼まれごとをされたり、
難しい仕事を割り当てられたり、
高額なセミナーを受けるかどうか、迷ったりしたら、
何も考えずに、
「ちょうど良かった!」
と言ってみてください。
運命が味方してくれるようになりますよ。
では、またお会いしましょう。
篠田法正でした。

