こんにちは!篠田法正です。
起業相談に来られる方や、協会の会員さんに向けて、「お願いされる会話術」と言うセミナーを開催しています。
商品やサービスを売るときに、私たちは、つい、
「もし、よかったら、ぜひ、お申し込みください」
という言葉を使ってしまいがちですが、大抵、うまく行きません。
営業、クロージングでは、お願いしてはいけないのです。
お願いされたお客様は、
『この商品は、買ってくださいとお願いする程度のものなのか』と思ってしまいます。
お願いすること自体が、商品の価値を下げてしまうのです。
お願いしないと買ってくれないというのは、お客様が、商品の価値を、まだ十分理解していないという状況なのです。
もし、お客様が困っていることを、その商品が解決するものだということがわかれば、
あるいは、お客様がその商品で、とても幸せになれることをイメージできれば、
自然と、お客様の方から、「それ、売ってください」と言ってくるのです。
そのためには、商品の価値をありありとイメージできるほど明確にする努力を惜しまないようにしましょう。
わかりやすく伝えるという努力を放棄して、「ピンときたら、お申し込みください」とお願いしないようにしたいですね。
「ピンときたら」って、指名手配の犯人みたいですから(笑)。
さて、
お客様に、一言で、商品の価値を伝えるために、とことん考えて作るのが、キャッチコピーです。
数年前のことですが、NHK教育テレビで放送されていた、キャッチコピーの作り方を教える番組が秀逸でした。
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図書委員になったサトシ君。
みんなに本をもっと借りてほしいと思い、月間貸し出し数の目標を高く掲げました。
そして、張り切って、ポスターをはったのです。
「本を借りてください」と書いて。
ところが、いっこうに本の貸し出し数は増えません。
こまったサトシ君に、マーケティングのプロがキャッチコピーについて教えてくれます。
ポイントは3つ。
(1)アイデアをとにかくたくさん書く
素晴らしいものを一つ書こうとしても、いいアイデアは浮かびません。
頭の中で考え込まないで、とにかくたくさん書き出すこと。
たくさん書いているうちに、そのものの良さに氣づいていくのです。
(2)伝えたい人のことを考える
具体的に誰かをイメージして考える。
その人が、本を借りるとどんないいことがある?
俊君にとっては、どんないいことがある?リンちゃんにとっては、どんないいことがある?
本を読むとどうなっちゃう?
(3)言葉をみがいていく
例えば、
・擬人法を使ってみる。
・ごろをあわせる。(例:一杯の給食でいっぱいの希望)
など、工夫をしてみる。
そして、出てきたキャッチコピーは・・・
「パティシエ、ポッター、信長、君なら誰になる?」
本を借りる子がどんどん増えたとさ。
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では、またお会いしましょう。
「自然界の法則で自分らしく」
篠田法正でした。
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