こんにちは。篠田法正です。
おかげさまで、
算命学でミッションを見つけて人生を充実させる方法について書かれた
拙著「東洋の成功法則」が
ジュンク堂書店池袋本店で、週間ランキング1位をいただきました。
Twitterでは、こんな感じです。
ありがとうございます。
世界が不穏な空気に包まれている今だからこそ、
東洋の考え方、
・人間も自然の一部に過ぎない
・現実と精神を切り離さない
・バランスの取れないものは存在できない
を、世界中の多くの人々にお伝えしたいです。
今日は、「東洋の成功法則」の「あとがき」のところから抜粋して、お伝えします。
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算命学(東洋史観)の時代論によれば、
日本は、憲法が施行された1947年から10年ごとに
金性、水性、木性、火性、土性の時代であったとされています。
戦後の混乱の中、金性の攻撃本能で立ち直り、
1957年から水性の習得本能で積極的に学び、
1967年から木性の守備本能で成長を続けました。
一億総中流と言われた1977年頃から庶民的な火性の時代を過ぎ、
1987年からバブル崩壊とともに集権化の土性の時代を経て、
1997年から2周目の金性の時代となりました。
2007年から水性、2017年から木性になっています。
陰陽論で考えれば、はじめの50年は陽の回転。
日本は経済成長を目指し、その通りになりました。
しかし、2周目からは一転、陰の時代回転となり、経済大国の崩壊過程に入ったのです。
2022年の今は木性の時代ですが、陰の木性、すなわち草花です。
つまり、50年前の高度経済成長と言われたような、まっすぐ上に伸びる大樹のような陽の木性ではありません。
草花の今回は、2007 年からの水性の時代に十分な教育投資をしなかったこともあり、
経済の大きな成長は望めないようです。
ただし草花は、上には伸びませんが、雑多な種類が共生しながら横へ横へと広がっていきます。
多様性を認め、異質なものとの調和を図り、人との繋がりやコミュニティの重要性が叫ばれていく時代です。
そして草花は柔軟であり、したたかです。強い風もしなやかに受け流します。
たとえ倒されても、踏み潰されて枯れたように見えても、再び立ち直り、成長繁殖していきます。
大地にしっかりと根を伸ばし、芯となるものを持ち続けているからです。
つまり現在は、一人ひとりがコア(芯)を大切にし、自分軸という目的意識を持って、
しなやかに、したたかに成長していく時代なのです。
何のために事業をするのかというミッションを明確にしなくても、
時流に乗って成功できる時代は、もう終わりました。
逆に、持って生まれた才能を活かす自分軸を明確にして経営する人にとっては、絶好のチャンス到来と言えます。
そして、人を幸せにするミッションを遂行するリーダーが多く活躍するようになれば、
間違いなく良い社会になるのです。
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では、またお会いしましょう。
世の中にあふれる西洋的なビジネススキルや理論を知るよりも、自分の才能を生かす方法を知ることのほうが、圧倒的に速く、成功へと近づくことができます。そしてそれは同時に、「なぜ働くのか」「どうあることが幸せなのか」を明確にする過程であり、自分らしい理想的な将来を手に入れることでもあります。
いま、多くの人は「迷い」を抱えています。人生やビジネスにおいて「どちらに進めばいいか」の答えを見出せずにいるのです。西洋のマネジメント論は、進む方向の決め方についての明確な指針を持っていません。
算命学を活用して自分のミッションを知ることは、これからの時代に必須のビジネススキルなのです。