こんにちは!篠田法正です。
今年の干支は、甲辰。
甲は、固い殻を破って新しい芽が出ようとする様子。
古い体制がほころびて、壊れていく過程が始まるのでしょう。
今までの体制を変えようとする人が目につくはずです。
ただ、まだその新しい芽は弱々しく、あたりの寒さは厳しく、抵抗は強いようです。
辰という振動のエネルギーを受けて激しく動こうとするものの、まだまだ飛び出すには早いのかもしれません。
そして、細かい理屈は省略しますが、
干支から読み解いた、今年の注目すべきテーマは、「政治」と「アメリカ」になるようです。
そして昨今の裏金問題の動きを見ていると、日本の政治の未熟さがあからさまですね。
もう、今の政治家には任せておけない、と思う人も増えているのではないでしょうか。
今こそ、私たち国民一人ひとりが明確なミッション(自分軸)をもち、
日本のあるべき姿とこれからのビジョンを描き、
一歩ずつ進んでいくことが必要なのでしょう。
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故高尾義政先生は、東洋の帝王学でもある算命学を極め、日本に普及させた賢人です。
存命中、彼のところには、政界財界の様々な方々が行列を作って相談に来られたそうです。
あるとき、大物政治家で派閥の長が、高尾先生を尋ねてきました。
「ここだけの話ですが、あの***派を潰したいのです。どうしたらいいでしょうか?」
賢人曰く、
「ああ、あんなに強く大きな派閥を潰そうなんて考えない方がよろしい」
「え、やっぱり無理ですか? なんとかしたいのです」
「では、その派閥を引き立てて、協力して、もっともっと大きくしてあげることです」
「???」
「そうすれば、そのうち、内部分裂して壊れていきますから」
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いかがでしょう、この発想、お分かりになりますか?
これは、東洋自然哲学の原則、陰陽論です。
世の中には陽と陰があり、
互いにバランスをとっているからこそ、物事は存在できている。
そして、陽が極まれば陰に転ずる。
一方にふれすぎると、必ず、揺り戻しでもう一方が大きくなる。
強く大きな組織は、
その陽のエネルギーが大きくなればなるほど、
陰のエネルギーが吹き出し、バランスを取ろうとする。
すなわち瓦解していく方向に動くのです。
何事も行き過ぎは禁物。
この原則を知っていると、世の中で時々起こる、
「あんなにすごかったのに、どうしてこんなことに!」
というような出来事も理解できるようになります。
組織を率いるリーダーや経営者は、
一方的に強く大きく早く成長するのではなく、
バランスを保ちながら『安泰成長』を目指すことが求められるのです。
今年もよろしくお願いいたします。
ミッションメンタリング協会
代表理事
篠田法正
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