経営が行き詰まる原因は、ノウハウ不足や努力不足とは限りません。
むしろ多くの場合、「何をするか」「どうやるか」は明確なのに、
「なぜそれをやるのか」が、言葉になっていないこと
ここに、静かなズレが生まれます。
このズレは最初、とても小さい。
だから見過ごされがちです。
しかし時間が経つにつれて、
- 意思決定に迷いが増える
- 本当はやりたくない仕事が増える
- 組織や顧客との関係に違和感が出る
- 成果が出ても、達成感が薄い
といった形で、少しずつ表に現れてきます。
経営者にとっての「目的」とは、立派な理念文やスローガンのことではありません。
もっと実務に直結する、判断と行動の軸です。
- 何をやらないかを決める
- 誰と組むかを決める
- どこで踏ん張り、どこで引くかを決める
そのすべての判断の土台になるもの。
私はこれを、経営者の「自分軸」と呼んでいます。
そして正直に言えば、この「自分軸」が曖昧なままでは、経営は長く続きません。
どこかで無理がきき、どこかで歪みが出るからです。
では、この「経営者としての自分軸」は、どうすれば明確になるのでしょうか。
考えて作るものではありません。
誰かの成功事例を真似しても、定まりません。
必要なのは、
自分自身の資質・価値観・これまでの選択を整理し、Whyを言葉にするプロセスです。