
こんにちは!篠田法正です。
まずは、私の失敗談から。
10年くらい前のことです。
当時、私は、算命学を学び始めた頃で、 いろいろな人を分析するのが楽しくてしょうがない時期でした。
ある時、初対面の方と世間話をしていたときに、 ちょうどその頃、昔、流行した動物占いが再び、はやり始めていたので、 私はこう切り出したのです。
「動物占いでいうと、あなたは何の動物ですか?」
すると、相手の方は、にべもなく、
「私は動物ではなく、人間です」 と答えられたのです。
(ああ、やっちゃった)
私は、大いに反省しました。
もともと動物占いは、 算命学や四柱推命などの東洋の運命学をもとにしてつくられているので、 結構うまく性格を言い当てることができる、優れた占いで、面白くできています。
きっと、この方も、動物占いがお好きだろうと勝手に思い込んだ私は、 「あなたは何の動物ですか?」 なんて、失礼なことを言ってしまいました。
この方に限らず、占いを信じない人はもちろん、 自分をタイプに分けられることを嫌う方は多いようです。
「自分は、タイプで分けられるほど単純じゃない」 と思うようです。
世間でよくある占いでは、人をタイプ分けします。
また、研修などでよく使われるコミュニケーションテクニックでも、 幾つかのアンケートに答えてもらうことにより、タイプ分けしていくものがあります。
タイプごとの特徴的性格を理解することで、相手を理解する手助けにしようというものです。
タイプ分けは、わかりやすく、使いやすいという意味で優れています。
しかし、一方で、タイプに分けられることを好まない方もいらっしゃいます。
私が研究している算命学では、一人一人がもっている氣のエネルギーの組み合わせを、 性格、生き方、氣質などで表現していきます。
さらに、上級になると、天中殺、位相法、数理法、干合法などの 数々の技法を用いてあらゆる角度から調べていきます。
そして得られる情報を、すべて重ね合わせて考えていくのです。
油絵の点描画のように、いろいろな色の点を重ね合わせていき、 全体として、複雑な色合いを出していくかのように、 様々な見方で出てくる結果を重ね合わせながら、 その人の独自性を描き出していくのです。
そしてさらに、その人の生い立ち、現在の環境、 将来の希望などを全部勘案して、最終的に判断します。
ですから、全く同じ生年月日の方が2人来られても、 AさんとBさんとでは、お話しする内容や、今後の方向性も変わってきます。
まさに、その人だけの答えを導いていくのです。
人間という、極めて複雑なものを扱うのですから、当然といえば当然ですね。
目の前の人とのコミュニケーションを良くしようとしたら、 その人を単純にタイプで見るだけではでなく、 さらに多面的に見ながら、 「その人だけの個性」を見つけてあげることが 必要なのですね。
人の心の扉を開くのに必要なことは、 扉を色分けすることではなく、 鍵穴にあう鍵を見つけることなのです。
では、またお会いしましょう。
「自然界の法則で自分らしく」
篠田法正でした。

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