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リーダーは自由でなければならない

こんにちは!篠田法正です。

前回の続き

とある企業での、
次期リーダー候補の若手社員(Aさん)へのコーチングでの会話です。

 

*************

 

ちょっと、別の話をしましょう。

 

Aさん、あなたの嫌いな食べ物は何?

「トマト」

 

じゃあ、今私がピストルをあなたの頭にあてて、

このトマトを食べないと引き金を引くぞと言ったらどうする?

「食べる」

 

そうだよね。多くの人は、そうです。

多くの人はと言ったのは、そうじゃない人もいるということ。

 

地球にいる何十億人の中には、

「いや、俺はトマトを食べるくらいなら、死んだ方がましだ」

という人もいるのです。

 

このポイントは、どんなに脅されても、人には、選択の自由が残っているということ。

トマトを食べるかどうか、選ぶことができるのです。

 

もちろん、選択の自由には、結果の責任が伴う

トマトを食べないという選択をすれば、命の危険にさらされるという結果の責任を負う。

 

ただ、

結果の責任を負うことができれば、人間にはいつでも選択の自由があると言うことなのです。

 

これが動物と人間の決定的な違いです。

 

例えば、犬に食べ物を与えるときにベルを鳴らして与えることを繰り返すと、

食べ物を与えなくても、ベルの音だけを聞けば犬はよだれを出す。

 

これは、刺激に対する反射的な応答です。

動物は、刺激と反応はつながっています。

刺激を受ければ、反応は決まっているのです。

 

ところが、人間は、刺激と反応の間にスペースがある。

 

そのスペースには、選択するというスペースがあるのです。

人間は、刺激に対する反応を選ぶことができるのです。

 

ピストルを突き付けられた人は、自動的にトマトを食べるかというと、そうではない。

トマトを食べるかどうか、選択の自由が残されているのです。

 

リーダーにとって大切なこと。

それは、自由であること

 

自由とは、なんでも好き勝手にやると言うことではなく、

自分に由ると言うこと。

 

理想の人生を描き、自分の「選択」によって人生をつくり上げていくこと。

それがリーダーの姿勢なのです。

 

そして同時に、リーダーは、メンバーの「選択の自由」を奪ってはいけない。

指示命令や、権限強制で動かそうとするのは、選択の自由を奪うこと。

 

尊敬と信頼のベースの上に、

自分が自分に由るという姿勢を見本に見せることで、

メンバーの自発性、自立型姿勢を導いていくことができるのです。

 

それが真のリーダーなのです。

 

*******

 

いつの間にか、外は暗くなっていましたが、
Aさんの顔は明るく輝いていました。

では、またお会いしましょう。

『算命学から生まれた独自のコーチング術』

大手化学メーカーの研究者から経営コンサルタントに転身した篠田法正代表は、東洋の帝王学と言われる「算命学」から独自のコーチング術「ミッションメンタリング」を生み出した。自発的に才能を生し成果を上げるという「ミッションメンタリング」について、篠田代表に聞いた。

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