実は50代以降になると、この言葉が急に苦しく感じ始める人が増えます。
なぜだと思いますか?
それは、あなたの感受性が鈍ったからでも、夢がなくなったからでもありません。
理由は、とてもシンプルです。
人生のフェーズが、変わったから。
若い頃は、
そんな「未来を足し算する問い」が、人生を前に進めてくれました。
でも50代になると、人は無意識に、こう問い始めます。
- 私は、どんな人生を生きてきたのか
- 何を大切にして選んできたのか
- なぜ、この道を歩いてきたのか
これは、「人生を振り返り、意味づける問い」です。
ところがここで、若い頃と同じやり方で「やりたいこと」を探そうとすると、
心の中でズレが起きます。
本当は、「足す」よりも先に「理解したい」のに、
無理に「見つけなきゃ」「決めなきゃ」としてしまう。
その結果、
- 考えてもピンとこない
- ワクワクしない自分に焦る
- 結局、何も決められない
そんな状態に陥ってしまうのです。
ここで大切なことを一つ申し上げます。
やりたいことが見つからないのは、あなたが止まっているからではありません。
むしろ、人生をきちんと生きてきたからこそ、「順番」が変わっただけです。
50代以降に必要なのは、新しい何かを探しに行くことよりも、
これまでの人生を、どう読み解くかなのです。
点だった出来事を、一本の線として理解できたとき、不思議なことが起きます。
「だから、あの選択をしてきたんだ」
「だから、私はこういう場面で悩んできたんだ」
そう腑に落ちた瞬間、
これから先に進む方向が、自然に浮かび上がってくるのです。