こんにちは!篠田法正です。
実は、私、ふと思いついて、落語に挑戦しました。
プロの落語家(桂三四郎さん)について、
およそ一年かけて、小話の練習から始め、
一席10分ほどの短い落語を覚え、
皆の前で披露することにしたのです。
師匠から原稿をいただき、
何度も声に出して覚え、繰り返し、繰り返し練習していきました。
姿勢を整え、発声練習、息継ぎの練習、表現の練習などもしました。
そして、練習を始めて1ヶ月ほど経った頃のことです。
次第に練習が辛くなり始めました。
心の声が聞こえるのです。
「いくら練習したって、うまくできるはずがない」
「こんなの面白くないだろうなあ」
「きっと、みんなこんな落語、聞きたくないんだろうな」
そして、ついつい練習をサボりがちになるのです。
そこで、月に一度練習を見ていただく際に、師匠に相談しました。
すると、師匠はニヤッと笑って一言。
「ああ、ダメ出しの悪魔が来ましたね。それ、必ずというほど、やってくるんです」
え? ダメ出しの悪魔?
あ、そうか!
企業での研究者時代、新しい材料の開発を始めたときも、
起業して、算命学を使うコンサルティングを始めたときも、
独自のコーチングノウハウを普及する協会を立ち上げたときも、
「別に、それほどすごいものじゃないね」
「本当に役に立つのかな」
「そんなの誰も必要としないよ」
頭の中でいつもこんな声が聞こえていたけれど、
みんな、ダメ出しの悪魔たちでした。
三四郎さんいわく、
「ダメ出しの悪魔は、その方向が間違っていないからこそ出てくるんです。
現状維持の平坦な道より、成長する上り坂の方が険しい。
だから、悪魔の声が聞こえたら喜べばいいんです」
「そうなんですね。でも、どうしたらいのでしょう?」
「自分は、死ぬほど練習します。集中できていれば、悪魔は出てこないです」
ガーン!
そうか、死ぬほど練習するか・・・。
参りました。
ごちゃごちゃ言っていないで、実践練習を繰り返す。
死ぬほど練習する。
陰陽五行論で言えば、
実践継続の「木」を高めていけば、
自ずと集中上達の「火」が強くなっていく。
そして、恐怖の「水」を寄せ付けず、
むしろ蒸発させてしまうほどに、喜びの「火」を強めればいいのですね。
***今日の氣づき***
ようこそ、ダメ出しの悪魔よ。道案内ありがとう。
こっちでいいんだね。
困難に向き合って、学び工夫し、ひたすら継続するよ。
そうすれば、いつの間にか夢中になっていく。
夢中の道にダメ出しの悪魔はいない。
また、お会いしましょう!
ミッションメンタリング協会
代表理事
篠田法正
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