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季節を表わす二十四節氣【立冬】

⁡⁡【立冬】2024年11月7日(~11/21)

秋の「土用」が明けて、本日から【立冬】

 

冬が立つ…季節は「冬」に入ります。

春夏秋冬4つの前に「立」のつく節氣ですので、お馴染みだと思います。

 

寒くなるのはもう少し先。

それまでは心地よい空気感を楽しみましょう。

 

冬の気配が感じられる頃で、北国からは初雪の便りも届きます。

日差しは徐々に弱くなり『木枯らし』が木々の葉を落としていきます。

冬の氣立ち初めて
いよいよ冷ゆれば也

冬の兆しがあらわれ寒くなっていく時期

冷え込んできたことに冬を実感し始めます。

冬枯れの様子が目立ってきます。

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初侯・第五十五侯 11/7~11/11

山茶始開(つばきはじめてひらく)

「つばき」と読みますが『山茶花』(さざんか)が咲く頃

つばきは、品種により冬から春にかけて開花していきます。

初冬のこの頃に開花するのは「さざんか」だそうです。

冬枯れで色のない景色のなか、鮮やかなサザンカのお花に魅了されますね。

 

椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)の違い

【ツバキ】
歴史の古い日本を代表する花木

万葉集の記述や縄文時代の遺跡からも種が発見されているそうで、

「茶花」として好まれ、種からの油「椿油」も有名です。

・開花時期:11月~3月
・花の形:筒状で立体的
・葉の特徴:厚みやツヤがありギザギザは浅め

 

【サザンカ】
ツバキ科の常緑低木

ツバキと似た日本固有の植物で、耐寒性が強いので公園や道路沿いで見かけられます。

日向から半日影まで植え付け可能だそうです。

・開花時期:10月~12月
・花の形:平面的な平開き
・葉の特徴:薄めでツヤはなく小ぶりギザギザは深め

 

そして、一番特徴的なのは…花の散り方

 

花びらが1枚ずつ独立しているので、

パラパラと花弁がばらけて散る「サザンカ」に対して

「ツバキ」は花弁が根元で繋がり筒型なので、お花ごとポトリと落ちます。

 

そんなことから「首が落ちる」と、ツバキは縁起が悪いと武士に嫌われていたそうです。

 

♪サザンカ サザンカ咲いた道 焚き火だ 焚き火だ 落ち葉焚き~♪

 

近年、都会で焚き火は危険ですね。

さつまいもを焚き火でじっくりと焼く・・・懐かしい冬の風物詩です。

②次侯・第五十六侯 11/12~11/16

地始凍(ちはじめてこおる)

張りつめた冷氣のなか大地が凍り始める頃

夜間の冷え込みも厳しく、冬であることを肌で感じられる時節です。

 

「海凍る」「川凍る」「滝凍る」や「月凍る」など、

『こおる』という言葉は寒さの表現としてよく使われています。

 

前節氣の【霜降】で「霜」の説明をしましたが、

霜が降りるような夜に地中の水分が凍ってできる氷の柱を『霜柱』と言います。

存在をご存知ない方も多いのかも知れませんが、

幼い頃、東京でも霜柱を踏んで登校した記憶があります。

 

そんな『霜柱』

地面付近の気温 0℃
下の地中の温度 0℃以上
土壌の含水率 30%以上

で発生しやすいのだそうです。

③末侯・第五十七侯 11/17~11/21

金盞香(きんせんかさく)⁡

「キンセンカ」とありますが「水仙」をさすそうです

水仙の花の黄色いところを黄金の杯、金盞(きんせん)、

まわりを囲む白い花弁を銀の台、銀台(ぎんだい)にたとえて

「金盞銀台」と呼び慣わしたことによるそうです。

 

水仙の開花時期は11月半ば~3月頃で、

まだ雪の残る野山の斜面などに白や黄色の可憐なお花を咲かせるので

「雪中花」との別名もあります。

 

上品な香りと凛とした美しい佇まいですよね。

 

・・・でも球根・葉・花など全体に

シュウ酸カルシウムなどの毒性成分が含まれているんですって。

 

球根が、タマネギやニンニク、葉がニラやノビルやワケギに似ているので、

誤って食して、嘔吐・下痢・悪心や体温低下や昏睡などの

食中毒を起こす可能性があるので要注意ですね。

 

また水仙の切り花にも毒性成分あり、

切り口のトロリとした粘液に触れるとかぶれることもあるようです。

こちらも合わせてご注意くださいね。

本日11月7日は『亥の子祝い』

亥の月
亥の日
亥の刻 に

「亥の子餅」を食べると無病息災や子孫繁栄につながると言われています。

 

※亥の子餅とは…

大豆・小豆・ささげ・ごま・栗・あめ

の七種の粉を、新米でついたお餅に入れて、

イノシシの子供「ウリ坊」の形に仕上げたお餅のこと。

 

美味しそうですよね。

ただ『亥の刻』とは、午後9時から11時ですから、ちょっと遅い時間ですけどね。

 

この日に「炬燵開き」や「炉開き」をすると、火災から逃れられるとされています。

「亥」は陰陽五行で『水』にあたります。

『火』に強いので火事を避けられるという事ですね。

 

スイッチひとつですぐに暖かくなる現在と違って、

朝、火を起こすお仕事から一日が始まるのですものね。

とにかく“冬支度を始める日”という事です。

東日本に伝わる『十日夜』(とおかんや)は11月10日。

刈り上げのお祝い(収穫祭)です。

 

稲刈りを終えて山にお帰りになる「田の神様」に、

収穫の感謝と来年の実りのお願いをする行事。

 

お供え物は、ぼた餅や旬のお野菜料理だそうです。

 

この行事が西日本ですと…先に記した『亥の子祝い』にあたるようです。

そして11月15日は 『七五三』

 

子どもの健やかな成長に深謝して、これからのご加護を祈って神社に参拝する行事。

 

多くの子ども達が出産時や幼いうちに亡くなっていた昔、

小さな子どもの命は「神の領域」にあり、

その「運命」を決めるのは「神様」と考えられていたようです。

 

そして、三歳・五歳と無事の成長を喜び拝謝してお祝いしましたが、

七歳は特に大きな節目で、氏神様にお参りして神の子から人となり、

地域の一員として迎え入れられる「氏子入り」の風習があったそうです。

 

七五三といえば『千歳飴』

 

鶴と亀、松竹梅など、おめでたい絵柄の長い紙袋に入れられた長い千歳飴には、

子どもの長寿を祈る親の願いが込められているそうです。

早いもので2024年『酉の市』が始まっています。

一の酉:11月5日
二の酉:11月17日
三の酉:11月29日

 

「一の酉」に足を運べなかった方も大丈夫・・・ご安心ください。

今年は「三の酉」までありますので、チャンスはあと2回あります。

 

江戸時代から続く年中行事で

「春を待つ事のはじめや酉の市」という言葉があるように、

「お正月」を迎える最初のお祭りとされていたそうです。

 

そして「三の酉」まである年は火事が多いそうですよ。

火の元には充分に氣をつけましょう。

 

浅草鷲神社
花園神社
大鳥神社
北野神社
富岡八幡宮

などお近くの『鷲』や『鳥』にちなんだ神社の

開運招福・商売繁盛を願うお祭り『酉の市』にお出かけくださいね。

 

私は「小さな熊手」と

大好きな縁起物の「切り山椒」のお菓子を目当てに毎年足を運んでいます。

小春日和の暖かい日や

気温が急降下して冷え込む日など、

寒暖差が大きかったり、寒さに慣れず油断してしまったりと、

風邪をひきやすくなる時期です。

 

体調トラブルにお氣をつけてお過ごしください。

 

 

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

\YouTubeチャンネル始めました!/

https://www.youtube.com/@DrHosei

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