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季節を表わす二十四節氣【立春】

⁡⁡【立春】⁡2025年2月3日(~2/17)

『春』の文字…

二十四節氣の最初・第一節氣
一年の起点になります。

まだ寒い日が続きますが少しづつ春めいてきます。

春の氣立つを以って也

春の気配が立ち始める。

いよいよ冬から春へとバトンタッチ。

「陰氣」が弱まり「陽氣」が強くなるので活動的になりますね。

 

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

①初侯・第一候 2/3~2/7

東風解凍(はるかぜこおりをとく)

東から吹く春の風が池や湖の凍りをとかしていく頃

新しい春の訪れを表しています。

 

東風(こち)は春の兆しとなる風=春風

春本番の穏やかでふんわりとした風と違い、

まだ冷たさの残る早春の風ですが、ここからは春を感じる暖かな風へと変わります。

 

『東風吹かば におひ おこせよ梅の花 主なしとも春を忘るな』

 

早春のまだ冷たい風に、

こんなちょっぴり切ない菅原道真の和歌が似合います。

 

梅東風(うめごち)・桜東風(さくらごち)・雲雀風(ひばりごち)などとも言うそうです。

陰陽五行で「東」は『春』を指しますものね。

②次侯・第二候 2/8~2/12

黄鶯睍睆(うぐいすなく)

沢を流れる水が氷となり厚く張りつめる頃

ウグイスが綺麗な声で鳴き始める頃

 

日本で“美しい鳴き声”ベスト3に入っている鳥です。
(他の鳥はオオルリとコマドリですって)

 

春の到来を告げる「春告鳥」

冬の間は山中で過ごし、春の訪れと共に山里へ下りて来る「春」を象徴する鶯。

美しいさえずりの『ホーホケキョ♪』が、早春の澄んだ空気に清々しく響きますね。

 

以前は梅や桜の開花のように、

ウグイス『初鳴前線』も報告されていたそうです。(今は梅もないかしら…)

梅とウグイスって早春のセットですものね。

 

「初音」(ウグイスの初めての鳴き声)を聞くと自然に笑顔になりますね。

 

まだ本調子ではなくて整え途中の特訓の最中ですので

「ホー ケッケッ、ケキョケキョ…」

なんとも可愛らしい鳴き声ですよね。

 

綺麗に響く「ホーホケキョ」を聴ける日を、今から楽しみに待ちましょう!

③末侯・第三候 2/13~2/17

魚上氷(うおこおりをいずる)

暖かくなり湖や川の氷が割れて魚が跳ねるのを見るようになる頃

氷下で泳いでいた魚が、割れた氷の間から飛び出して来る様子。

水の中にゆらゆら泳ぐ魚の姿が見えるようになる。

 

魚にとって気温1℃の差は、人間の5℃位に匹敵すると言われているので

寒暖差の激しいこの時期は、

暖かい日は上がってきても、寒いとまたもぐってしまうそうです。

 

渓流釣りもしない私でも、岩魚(イワナ)や山女魚(ヤマメ)など、

渓流の美味しいお魚の名前や姿は存じておりますよ。

 

空気や植物だけでなく、水の中でも感じられる春の息吹。

春はもうすぐそこですね。

そういえば

「茶摘みのうた」に歌われていたり、

農作業開始の目安の「八十八夜」、

稲が開花する頃に台風に見舞われる農作業の目安となる

「二百十日」や「二百二十日」などは、

全て今日の【立春】から数えた日数です。

 

そして【立春】に関しての「お札」のエピソード!

 

禅寺に掛けられる『立春大吉』

縦書きで書かれた厄除けのお札。

四文字全部が左右対称なので表裏どちらからでも『立春大吉』と読めます。

 

鬼が、『立春大吉』をくぐって入り、振り返ると目の前に『立春大吉』の文字。

あれっ⁈まだ入っていなかったのか…と思った鬼はもう一度くぐって出で行く。

 

という、ちょっと微笑んでしまうような「鬼」のお話があります。

もう一つ加えると

「鬼門」というのは、『陰陽五行』からきている言葉で、

鬼が居るのは「北東」…つまり「丑寅(うしとら)」を指します。

 

それで私達は『鬼』とは、

「ウシ」の角を持って「トラ」の毛皮を着ている

⁡というイメージになっているのですね。

 

鬼の居る「鬼門」の『北東』と、正反対の「裏鬼門」は『南西』

つまり「申・酉・戌(さる・とり・いぬ)

 

それで『鬼』退治に行くときの「桃太郎」のお供は

「サル・キジ・イヌ」なのですね。

 

子供の頃に読んだ、誰もが覚えているこの昔話。

自然界のとても深いお話しだったのですね…

 

 

大人の皆さまの、

お酒好きの方にはたまらない「立春朝搾り」というのもあるそうです。

 

蔵元が節分の夜から一晩中もろみを搾り続け、

立春の早朝に搾りあがったばかりのお酒。

爽やかな香りに包まれそうですね。

 

甘党の方には、「立春大福」や「立春生菓子」などの和菓子が

店先に並ぶのも楽しみですね。

 

 

自然界のすべてが動き始めるこの時期は、

冬の間に貯めていたエネルギーを活かして、新たな一歩を踏み出す合図…

 

【立春寒波】という言葉もありますが、

暖かい風に誘われて軽やかにそろそろ行動開始といきましょうか…

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

https://www.youtube.com/@DrHosei

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