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季節を表わす二十四節氣【夏至】

【夏至】2023年6月21日(~7月6日)

今回の節氣はお馴染みの方も多いでしょう【夏至】

 

一年で一番昼が長い日…

最高地から太陽が輝きパワーも最強の日です。

 

昼が最も短い冬至の頃より、東京ですと4時間40分程長いんですって。

 

だからといって、日の出が一番早くて日の入りが最も遅い日、というわけではないようです。

日の出は数日前が一番早く、日の入りは数日後に最も遅くなるそうですよ。

 

 

陽熱至極しまた日の長きの至りたるをもって也

まだ梅雨どきですし、夏の暑さでもないので夏には至ってはいない感じですが、

もうこれから日照時間は短くなっていくのですよね…

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

 

①初侯・第二十八侯 6/21~6/25

乃東枯(なつかれくさかるる)

乃東(だいとう)または夏枯草(かごそう)という『靫草』(うつぼぐさ)が枯れていく頃

冬至の頃に芽を出し小さな花を咲かせる靫草は、

これから色鮮やかな夏の花が咲いていくなかで

季節に逆らうようにひっそりと夏至の頃に枯れていくというめずらしいお花なのですね。

 

靫草(ウツボグサ)

名前の由来は、花穂の形が弓矢を束ねて入れる漆塗りの「靭(ウツボ)」に似ていることからだそうです。

 

夏(8月頃)に枯れるので『夏枯草(カゴソウ)とも呼ばれます。

暑気払いやむくみ防止の漢方薬として、利尿や腎炎・口内炎・喉の腫れなどに効果があるそうです。

いろいろお役立ちな植物なのですね。

②次侯・第二十九侯 6/26~6/30

菖蒲華(あやめはなさく)

水辺に花菖蒲が美しく咲く頃

アヤメやカキツバタなど、アヤメ科の花が美しく綺麗な紫色の花を咲かせます。

そっくりな菖蒲(ショウブ)はサトイモ科なんですって⁉︎

 

「いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)

という慣用句は、どちらも優れていて優劣付けにくいという意味。

確かに見分けにくいですよね。

 

そこで見分け方としてはこの様です。

  • 陸地などに生えている→アヤメ
  • 水辺や湿地に生えている→カキツバタかハナショウブ
  • 花弁の付け根が白色→カキツバタ
  • 花弁の付け根が黄色→ハナショウブ

 

そして

「六日の菖蒲、十日の菊」

 

こちらの慣用句は

五月五日は菖蒲の節句(端午の節句)
→六日では間に合わない

九月九日は重陽の節句(菊の節句)
→十日では間に合わない

と、時期が遅れて役に立たないことの例えだそうです。

 

「アヤメが咲くと梅雨到来」とも言われるように既に全国的に梅雨入りしています。

雨も必要、でも記録的や観測史上は困りものですね・・・

③末侯・第三十侯 7/1~7/6

半夏生(はんげしょうず)

半夏が生え始める頃

半夏の語源『烏柄杓(カラスビシャク)』が生えることからとも、

半夏生と呼ばれる『片白草』の草の葉が半分白く染まる頃だからともいわれています。

 

夏至から11日目の『雑節』にもなっている「半夏生」。

薬草(カラスビシャク)の別名で漢方薬に使われています。

 

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
… ストレス・不安・喉のつかえ

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
…胃腸の不調など

 

また『片白草』の「半夏生」って、この花が咲く時期だけ葉の上部が真っ白になります。

緑と白の美しいコントラストは涼しげに夏を告げてくれ、

楚々とした風情で夏の茶花にも使われる草花だそうです。

 

葉が白くなるのは虫を呼び寄せるためで、花期が過ぎると緑一色に戻るって…

よく考えられた生存競争の結果ですね。

 

地方により「きつねのろうそく」「ヘビのまくら」とも呼ばれていたり、なんだか不思議な草花です。

 

この日は農事の節目ともされていて、田植えを終わらせてお休みの時期です。

この頃までに田植えを終えていないと秋の収穫は半減するとか…

 

「半夏雨」と呼ばれる大雨になることがある時期で、湿気から根腐れを防ぐための教訓のようです。

日照時間の短い北欧ではとても大切な【夏至】の日。

各国でお祭りが開催されます。

 

スウェーデンではミッドサマーフェスティバルで、クリスマスイブのように盛り上がるそうです。

暗く長い冬の後の眩しい太陽の夏ですものね。

 

 

日本での夏至祭といえば 、三重県伊勢市の『二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)

夏至の日の出と共に夫婦岩の前で、禊をする祭典です。

 

古来より二見浦一帯は、伊勢神宮を控えた人々が心身を清め、罪穢れを祓うべく禊祓いをした場所でした。

 

夏至の日、夫婦岩の中央より朝日が昇りますので、

午前3時30分より夏至祭が斎行され、日の出の時刻の午前4時40分頃に合わせて禊行事が行われます。

夫婦岩の間からの朝日が昇るのは、夏至の前後一か月だけ。

 

夫婦岩の間からの朝日・・・なんて素敵なのでしょう!

想像するだけで、テンション上がりますね。

 

 

 

今月末、六月三十日は大祓
…『夏越しの祓(なごしのはらえ)

 

一年の半ば、神社の鳥居の下や境内にチガヤで作られた大きな輪「茅の輪くぐり」で、

8の字を書くように三回くぐると夏の疫病や災厄から免れられます。

紙の人形(ひとがた)に姓名・年齢を書いて体を撫でて息を吹きかけて神社に納めると、

罪・穢れが祓われると伝えられています。

 

また、この夏越しの祓とセットなのが、

六月の旧呼び名でもある『水無月(みなつき)』⁡という和菓子です。

 

白い外郎(ういろう)生地の上に小豆をのせて三角形に包丁されています。

 

水無月の上の小豆は悪魔払いを意味して、三角は暑気を払う氷を表しています。

 

冷房も冷蔵庫もない時代、もちろん現代ほど気温は高くないですが

蒸し暑さで体力を消耗したり病気が流行ったりしました。

 

昔…

宮中では冬に出来た氷を山間の氷室に貯蔵しておき、

夏に取り寄せた氷を口にして健康に過ごせるよう祈る「氷の節句」が行われていたそうです。

 

しかし庶民には夏の水さえ貴重ですので氷など口にできません…

そこで氷室の氷片をかたどった三角形の生地に、厄除けの小豆を散らしたお菓子が作られるようになったとか。

庶民の氷への憧れ⁈ からうまれた和菓子『水無月』の誕生秘話です。

 

和菓子って常にその時の “旬” が味わえますよね。

今でしたら「紫陽花」の練りきりといったところでしょうか。

 

一年の折り返しの日。

この半年の罪や穢れを祓い残り、半年の無病息災を祈願して、

清々しい気持ちで後半をスタートしていきましょう!

 

夏に至る【夏至】とはいえ、まだ梅雨時が続きます。

グレーの重そうな空に高めの湿度で気分もカラダも沈みがち…

 

お氣に入りの傘をさして、

雨がお似合いの京都の西方寺(苔寺)など、

この時期ならではの美しく映える日本庭園を訪れてみるのも風情があっていいですよね。

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

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