【大寒】2024年1月20日(〜2/3)
寒さ厳しいこの時期に、あえて武道や水泳などの稽古を行う『寒稽古』
寒さに耐える体力と精神力を養うのに最適な季節のようですね。
他にもお味噌の『寒仕込み』やお酒の『寒造り』など、
寒く雑菌が少ないこの時期だからこそ適していることもあるのですね。
一年で最も寒い時。
寒さが厳しい期間の【大寒】は冬最後の節氣です。
冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也
冬の最後の山場…
寒さ極まる時期でも、春に向けて少しずつ動き出している草花に春の気配を感じられます。
〜七十二候〜
春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。
款冬華(ふきのはなはく)
凍てついた雪の中から蕗の花が咲きはじめる頃
近づきつつある春の訪れを象徴する蕗の花(フキノハナ)。
寒さ厳しい時期でも次の季節に向けて動いているのですね。
枯れた大地に顔を出す黄緑色のつぼみは初々しく鮮やかできれいです。
花と茎の部分は「蕗の薹」(ふきのとう)と呼ばれ、
日本特産の野菜としてシャキッとした歯ごたえとほろ苦さ、
そして春山菜の独特な香り高さが好まれています。
蕗の薹の天ぷらやふき味噌は、春の味覚をいち早く感じさせてくれますね。
我が家のお庭にぽつりぽつりと顔を出す、きれいな黄緑色の蕗の薹はとっても可愛らしく
採りたては苦味もほとんど感じないフワフワ食感でとても美味しいです。
水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
沢の水が氷となり厚く張りつめる頃
沢の水に厚く氷が張る…本当に寒そうな表現ですね。
最も冷え込み、各地で最低気温を記録することの多い時期ですが、
日照時間も少しずつ長くなって、
実感はなくても春の足音はすぐそこまで来ているようです。
鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)
鶏が春の気配を感じ たまごを産みはじめる頃
鶏は夜明けを知らせてくれるので
古来より神や悪霊が来往する夜と、
人間が活動する昼の境目を告げる「霊鳥」と見なされてきました。
そんな鶏たちが長く暗い冬の終わりと、うららかな春の到来も知らせてくれるのですね。
これから暖かくなるにつれ産卵率も上がってくるそうです。
冬にしかお目にかかれない『雪』
降り積もった雪に包まれると、いつもの見慣れた景色も異なって見えますし
いつもより張り詰めた空気感と防音・吸音効果で静まり返った空間は、
自然が織りなす冬ならではの風物詩ですよね。
積もった雪は上から見ると白ですが、
下から覗くと薄い綺麗なブルーなのですよ…
美しい物を湛えた言葉、『雪月花』とあるように、古来から雪は冬の景物の代表なのですね。
そして、大地を潤す雪は「五穀の精」=豊年の瑞(しるし)とされています。
でも豪雪も雪不足も困りものです。
適度をわきまえて降り積もってくれるといいのですが…
この『寒』の時期に採れる卵・しじみ・海苔は上質で栄養価も高いのです。
そして本日の【大寒】に産まれた卵は最も栄養分たっぷりで、黄金色の黄身で金運もアップ!
是非、この大寒の日に産まれた「大寒たまご」を召し上がってみてください。
しじみや海苔もお勧めです。
1月18日から冬の土用期間に入っています。
大寒最終日、土用が明ける2月3日の節分を終えると春のスタートです。
季節を分ける『節分』
翌日の【立春】は旧暦での一年の始まり。
つまり2月3日の節分は大晦日。
季節の変わり目には鬼が出ると言われる事から
豆を撒いたり柊(ひいらぎ)とイワシの頭を飾り、邪氣を払います。
五穀には霊力があるので、豆をまいた場所は聖域。
節分は、新しい年を迎えるための行事。
豆まきの豆は、パチパチ音を立てて炒ることが重要だそうです。
柊の葉は、棘(トゲ)のように鋭い鋸歯があり、
触れると「疼ぐ(ひいらぐ)=痛む」ことからつけられた名前で、
鋭いトゲは、老木になると丸く滑らかに変わるそうです。
そして節分といえばもう一つ、いつからか定番となった“恵方巻き”
その名の通り、節分にその年の良いとされる方角(恵方)を向いて食べる巻き寿司です。
七種の具材入りの太巻きを、ご縁や福が途切れないように…と包丁で切らずにまるごといただく。
つまり、太巻きをひとり一本、恵方を向いて黙々と食べきる。
七種の太巻きですよ…
かんぴょう・しいたけ・たまご・うなぎ・さくらでんぶ・きゅうり・えび
細巻きではなく七種入りの太巻き
それぞれの具材に意味はあるのですが難しいですよね。
2024年の恵方は、『東北東やや東』だそうです。
ご無理なさらずチャレンジしてみてください。
正しく鼻呼吸ができているかチェックできますのでね!
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