忘れられない言葉

こんにちは！篠田法正です。

先日、久しぶりに会った旧友から、「あの時は大変だったね」と言われて、

「えっ、そんなことあったっけ？」と答えて、あまり覚えていなかったことに驚き、自分の記憶力の低下を心配したのですが、

よく考えてみると、どうも自分は、辛かったこと、悲しかったことは優先的に記憶から消えているようです。

そして、楽しかったこと、嬉しかったことばかり思い出すのです。

うーん、

これは、歳をとればとるほど、自分は幸せになっていくのだなあと感心した次第です。

さて、あなたは、自分が小さい頃に言われた言葉で、今でも思い出す言葉ってありませんか？

今日は、私の「いつまでも残っている言葉」をご紹介します。

小学校の卒業式の日のことです。

６年生の担任の先生は、確か木下先生というお名前だったかと思います。

実は、どんな先生だったか、どんな顔だったのか、あまりよく思い出せないのですが、

先生が卒業式の終わりにクラスで言われた一言だけが、今でも心に残っています。

黒板にチョークで漢字を書かれ、読み上げられました。

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自らをかえりみて、なおくんば、

千万人といえども、われ行かん

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私は、その時、「行かん」という言葉が、「行かない」という意味ではなく、

「絶対に行く」という強い意味だと知って興味を持ったので、印象に残っているのだと思います。

どんな漢字だったのか、誰の言葉を引用されたのか、覚えていなかったのですが、

この言葉だけは覚えていたので、ネットで調べてみたら、中国の孟子の言葉でした。

漢字は、こう書くようです。

自反而縮 雖千萬人 吾往矣

意味はこうです。

自分の心を振り返ってみたときに

自分が正しければ、

たとえ相手が千万人であっても私は敢然と進んでこれに当ろう。

卒業式に先生が贈った言葉だったというベタな理由であったとしても、

そして、記憶に残ったきっかけが、その奇妙な言い方だったからだとしても、

とにかく先生のこの言葉が、私の記憶に残ったことで、

その後の私の人生の様々な場面で、私の行動や判断基準に影響を与えたように思います。

たとえ、道を阻もうとする人が一千万人もいたとしても、

協力する人が一人もいなくても、

それが自分のミッションならば、自分はそれを成し遂げる。

そんな強い志をもてば、必ず成功する。

「千万人あれども、我行かん」

勇氣の出る言葉ですね。

そして今、

私は、自分の残りの人生を賭けて、どんなに困難な状況になっても、反対する人がいたとしても、

２年前に立ち上げたミッションメンタリング協会の理念を必ず実現するという強い志を持つことができています。

木下先生、ありがとうございました。

（あれ、先生の名前、木下先生だったかな？）どうも、記憶に自信がありません・・・

さあ、今日も夢を生きていきましょう！

自然界の法則で、自分らしく。