一つのことを深く掘り下げ、
人の心の奥にある思いを繊細に感じ取る力を持つ人です。
「うわあ、適職ですね!」と、二人で盛り上がったことを覚えています。
今回、
「最近、どうしているんですか?」と尋ねると、彼女はこう答えました。
「あれから大学院に行って、修士の学位を取ったんです」
「どうしてですか?」
「私、思いつきで話してしまう癖があって・・・。
もっと理論的に話せるように、心理学を学びたかったんです」
今は研修会社に講師登録し、提案書を出したり、売り込みをしたりしているそうです。
学んだ心理学の知識も、SNSで毎日のように発信しているとのことでした。
「頑張っていますね」
「はい・・・」
ただ、そのときの彼女の顔には、以前のような輝きが少し薄れているように見えました。
もちろん、彼女が実際に成果を上げているのかどうかは、詳しく聞いていません。
それでも、少し氣になりました。
彼女は今、自分の才能が最も生きる方向へ進んでいるのだろうか、と。
心理学を学んだことが、間違いなのではありません。
しかし、フォーカスの強みは、知識を広く発信したり、
求められる形に自分を合わせたりすることよりも、
一人の人と深く向き合い、その人の言葉の奥にある思いを感じ取ることにあります。
彼女は「思いつきで話す自分」を直そうとして、理論を学びました。
けれども、
その努力が、自分の繊細な感性や独自の世界観を生かす方向ではなく、
自分を別の形に変える方向へ向かっているとしたら・・・