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季節を表わす二十四節氣【大暑】

【大暑】2023年7月23日(~8月7日)

大暑

その名の通り一年で一番暑さが厳しい頃

本格的な“夏”到来です。

 

でも既に

「危険な暑さ」
「熱中症警戒アラート」
「災害級大雨」

など真夏ならではの言葉を耳にしていますね…

 

暑気至りつまりたるゆえんなれば也

夏の暑さが極まる季節

 

快晴続きで陽射しも強いですし

アスファルトの照り返しで足元からの熱気も加わり

更に暑さが増してしまいますね。

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

 

①初侯・第三十四侯 7月23日~7月27日

桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)

桐が花を咲かせる頃

伝統的に神聖な木とされ

豊臣秀吉などの天下人が好んだ花でもあり

現在も日本国政府の紋章として使用されています。

 

最も身近なのは500円硬貨でしょうか。

表面一面…桐、ウラ面は…竹と橘

 

 

桐の花って、樹高10m以上の高い位置に咲くそうで

実際にはなかなか目にすることはないですよね。

 

桐は防虫・防湿・耐火性に優れた木材ですので、

お着物を入れる「和箪笥」や大切な物を入れる「箱」などに用いられてきました。

 

特に桐が優れているのは、湿気を調整する役割を持っている事。

 

つまり乾燥した時期には縮んで更に通気性をよくして、

湿度が高い時期には膨張して湿気が入り込まないようにガードしてくれるんですって…

 

このことがカビ対策にもなりますし、桐の香りには防虫効果もあるそうです。

 

そして色褪せたり痛んだとしても、削って磨いて調整してまた新品のように蘇る。

昔からの知恵は本当に素晴らしいですね!

 

 

自然に寄り添い、無理矢理、人工的に手を加えることなく、自然界の理に適っていることしかしない…

 

本来の価値を人間の知恵で更なる奇跡へと導き

代々受け継がれていく事を前提として作りあげられている訳ですもの…やはり素晴らしいです。

②次侯・第三十五侯 7月28日~8月1日

土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)

熱気がまとわりつく蒸し暑い頃

地面から陽炎(かげろう)が立ち上がり、取り入れた空気も息も熱く感じられます。

 

私たちには辛いこの暑さ。

通常、木や草花は緑をますます濃くしてのびのびと成長して

田畑の作物も太陽の恵みとともに育っていくのですが、

これ程にも暑いとお野菜達にもダメージがあり態系も変わってしまうのではないか心配になります。

 

ここでも昔からの生活の知恵…

暑さをしのぐための『打ち水』

 

昔は自宅付近は草木に囲まれて、路地は土で土埃も多かったのです。

そこで、打ち水することで一瞬にしてひんやり感を演出することが出来ていたという事。

 

元々は神様の通る道を清めるために、打ち水をしていたようですが、

現在の熱いアスファルトから涼を得るにはなかなか難しいですね。

③末侯・第三十六侯 8月2日~8月7日

大雨時行(たいうときどきふる)

夕立や台風などの夏の雨が激しく降る頃

しとしと雨ではなく地面を叩きつけるような大粒の雨。

きれいな青空に湧き上がる入道雲が夕立を教えてくれます。

 

強い夏の陽射しで乾いた大地を激しい雨であっという間に潤したかと思うと、

何事もなかったかのように、また夏の陽射しにバトンタッチして去ってしまいます。

 

 

さて

先日の7月20日から『夏土用』に入っています。

そして今夏の “土用の丑の日” は7月30日です。

 

『本日丑の日うなぎの日』

 

季節の変わり目の「土用」

ココロとカラダが次の季節へと移動する準備期間。

 

体調を崩しやすい時期でもありますので、

ビタミンA・B群を含むうなぎは高タンパクで消化がよく疲労回復や食欲増進効果があり、

夏バテを防ぐ合理的な食べ物なのですね。

 

元々は行きつけの鰻屋さんから

消費が落ちる夏の時期をなんとかして欲しいとの依頼で考えたとはいえ、

理に叶っている訳ですから素晴らしいキャッチコピーですよね。

さすが平賀源内です。

 

でも実は、天然うなぎが最も美味しい旬は秋~冬だそうですよ。

 

 

うなぎが苦手な方は「うどん」「うり」「牛」「うめ」などなど…

“う”のつく食べ物をどうぞ。

 

消化がよく栄養補給できる冷たいおうどんと、

瓜科の胡瓜やゴーヤ・ズッキーニ・カボチャなどを梅ベースのタレで召し上がってみるのもいいかも…

 

 

また『夏の土用期間』今年は7月20日~8月7日は、「土用干し」(土用の虫干し)と言って、

夏土用の時期にカビや虫の害から守る為、衣服や書物に風を通して陰干しする習慣があります。

 

「梅干しの天日干し」もこの時期ですものね。

 

それ以外にも「土用卵」「土用しじみ」「土用餅」などがあるように、土用はやはり特別な期間。

 

消化や代謝機能が弱くなり体調を崩しやすい時ですから、黄色の食べ物で負担を軽くするのがオススメ。

美味しい“旬”のトウモロコシなど積極的に摂りたいですね。

 

自然界との深い繋がりの風習である、昔からの知恵を参考にして過ごしてみるのも大事。

 

 

夏の節氣最後の【大暑】

 

年々気温も高くなっているようですが

夏バテや熱中症、

そして逆に身体の冷やし過ぎにも氣をつけて

危険な暑さのこの夏を乗りきりましょう!

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

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