こんにちは!篠田法正です。
今日は質問にお答えします。
【質問】
とにかくネガティブな友人がいて困っています。
「どうせ私は・・・」というのが口癖で、
「そんなことないよ」と打ち消して励ますのですが、
毎回会うたびにグダグダ自虐ネタを繰り返してくるので、本当に疲れてしまいます。
どうしたらいいでしょうか?

【答え】
ご相談、ありがとうございます。
確かに適度な謙遜は良いことですが、過度の自虐ネタはこちらまで気分が落ち込んでしまいますよね。
東洋では昔から、人間には生まれながらに5種類の本能があると考えます。
守りたい(木)、
伝えたい(火)、
引きつけたい(土)、
攻撃したい(金)、
習得したい(水)
という5つの本能です。

このうち、人間関係をこじらせる主な本能が、攻撃本能(金)です。
そして攻撃本能には、
とにかく行動して早く結果を出そうとする「陽」の攻撃本能と、
ゆっくりでもいいのでしっかりと実績を作っていこうとする「陰」の攻撃本能があります。
ご質問の、自虐ばかり言うネガティブ思考の人は、
陰の攻撃本能が悪い方向に働いている(陰転している)ことが原因のようです。
陰の攻撃本能は、わかりやすく言うと、
「褒められたい」「認められたい」という気持ちです。
この本能が良い方向に働くと、
自分に誇りを持ち、まわりの評価を裏切らないために努力し、
品性品格を備えていくことになります。
そして、段階的に成長し、名誉を得ていきます。
一方、悪い方向に働くと、
自分の実力や実績以上に、過度に自分のプライドを保とうとします。
実績のある人にすり寄って権威を得ようとしたり、ブランド品に身を固たりします。
あるいは、プライドを保てないことで劣等感を高めてしまい、自虐的になるのです。
つまり、今回の問題の「自虐ばかり言うネガティブ思考の人」は、
本当は褒められたいのに、
自分には褒められるべき実力や実績を持っていないと言う思い込みが強く、
その結果、攻撃本能が陰転してしまっているのです。
そして、「どうせ自分なんて」と過度に卑下して、
相手から「そんなことないよ」と言ってもらうことで、
別の形でプライドを保とうとしているのです。
陰の攻撃本能が陰転している人に、褒める言葉はあまり効き目がありません。
褒めれば褒めるほど、「そんなことはない、自分はダメな人だ」とさらに陰転が進むのです。
陰の攻撃本能(金)が陰転している場合の改良法は、
まず新しい方向(習得本能、水)を示すことです。
まず、まずこちらが、
「あなたはあなたらしく成長し、ユニークな世界を作る人だよ」
ということを強く信じて相手に対応してあげることです。

そして、もう一つ。
引力本能(土)を満たしてあげることも重要です。
引力本能は、わかりやすく言うと、
「好かれたい」「感謝されたい」「皆に求められている」と言う気持ちです。
つまり、西洋のマズローの欲求5段階説で言うところの「承認欲求」を満たしてあげることなのです。
つまり、
「いつもみているよ」「***しているね」という承認の言葉、
「ありがとう」と言う感謝の言葉、
そして、
「信じているよ」と言う信頼の言葉が良いのです。
例えば、
「どうせ私なんて」とその人が言ってきたら、
「え!! こんなにいつも感謝しているのに! 私の感謝が足りなかったかな?」などと言ってあげてください。
あ、またまた、長くなりました。
参考になさってください。
またお会いしましょう!

ミッションメンタリング協会
代表理事
篠田法正
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