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季節を表わす二十四節氣【立秋】

【立秋】2023年8月8日(~8月22日)

「夏土用」が終わり、本日から【立秋】です。

夏が極まり、秋の気配が立ち始める日。少しずつ涼しい秋が漂いだしてきます。

 

初めて秋の氣、立つがゆえなれば也

初めて秋を感じる頃。

 

「氣」は天地に生じる自然現象

「立つ」は自然界の現象・作用などが目立って現れるということ。

 

残暑のなか、いつの間にか秋の兆しが見え隠れしてくる時期。

「秋立つ」「秋来る」という表現へと変わります。

 

「暦の上では秋ですが…」「立秋を迎えましたが…」などのフレーズを耳にするこの時期。

まだ暑さが続いていても、本日以降はお便りも「残暑お見舞い申し上げます」へと変わります。

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

 

①初侯・第三十七侯 8月8日~8月12日

涼風至(すずかぜいたる)

夏の暑い風に変わり秋の風が吹き始める頃

まだ暑さは続いていても秋の気配を感じることがあります。

 

強すぎる太陽の陽射しも少しだけ和らいで

木立の日陰でも纏わりつくような風だった真夏から

ちょっと冷ややかな風へと変わり、

 

夕刻からは虫たちの音色が涼しさを増してくれます。

 

空は高くイワシ雲やひつじ雲と呼ばれる小さなモコモコした雲が見られます。

可愛らしい雲ですが、

低気圧の前面に見られる雲で雨が降るサインなのだとか…

②次侯・第三十八侯 8月13日~8月17日

寒蝉鳴(ひぐらしなく)

夕暮れにカナカナとひぐらしの声が聞こえ始める頃

ミンミンゼミやアブラゼミの鳴き声が真夏らしさを強調していましたが、

ヒグラシの声に夏の終わりを告げられているように感じますよね。

 

でもヒグラシはこの時期から鳴き始めるのではなく、

真夏の朝や夕暮れの時間帯にも鳴いているんですって…

 

他のセミたちの鳴き声に圧倒されちゃっている、

そんなヒグラシの声に涼しさと共に寂しさも感じてしまいます。

ゆく夏を惜しんでいるかのようですね。

③末侯・第三十九侯 8月18日~8月22日

蒙霧升降(ふかきりまとう)

森や水辺のひんやりした空気の中に白く深い霧が立ち込める頃

朝夕のひんやりした空気のなか、

森や水辺に立ち込めた霧は幻想的で素敵な風景を演習してくれます。

気温と水温の差が大きくなってきたための自然現象

同じ原理で、春の季節は「霞(かすみ)」という表現でしたね。

 

霧が発生する時は、下の方を覆い尽くすように溜まっていきます。

霧が晴れていく時は、上の方に吸い込まれるように消えていきます。

 

見慣れた風景を未知なる場所へとの神秘的な演出ですが

「お先真っ白!」の深い霧はちょっと怖さを感じます。

突然すうーっとはれていつもの風景が広がるとホッとしますもの…

あききぬと

目にはさやかに見えねども

風の音にぞおどろかれぬる

 

古今和歌集 藤原敏行『秋立つ日』

 

秋が来たとは目にはっきり見えないけれども、風の音にはっと秋の訪れを感じました、という内容。

 

まだ暑く秋の気配を到底感じられなくても

微かに今までとは違う風の音の変化を耳で感じ取り、秋の到来に氣づける作者は素敵ですよね。

 

日々の暮らしの中でほんの小さな変化を当たり前に五感で感じとれるって、

自然界に寄り添っているからこそですね。

 

 

そして8月13日からは(東京では7月13日~ですね)

精霊会(しょうりょうえ)盂蘭盆会(うらぼんえ)と呼ばれるお盆

 

ご先祖様が、あの世と呼ばれる世界(浄土)から、この世(現世)に戻ってくる期間。

 

ご先祖様の精霊を、生前過ごした自宅でお迎えして、もてなし

再び戻るあの世での幸せや冥福を祈り

私達の暮らしの安穏や繁栄を願います。

 

 

 

京都の送り火は壮大ですよね。

 

「五山送り火」と言って京都の三方を囲む五山に

大文字ー妙法ー船形ー左大文字ー鳥居形

五つの送り火が燈されます。

 

お盆に訪れた精霊はこの壮大な送り火を見ながら迷わず帰って行くことができますね。

 

そう言えば、この時期の風物詩の「盆踊り」も

本来はお亡くなりになった人々を慰め

共に踊って喜んで彼岸に送り出すためのもだそうですね。

 

 

【立秋】…まだ暑くても終わりゆく夏

 

僅かな秋の気配は自然から感じられます。

ふと空が少し高くなったように思えたら

夏の雲の上にきっと流れるような秋の雲が見られます。

 

誰よりも早く

そんな秋の気配を見つけてみませんか…

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

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