自信がないんです。。。

こんにちは！篠田法正です。

相談に来られた方やクライアントから、よく聞くのが、「自信がない」という言葉です。

何か新しいことに挑戦しようとするときに、「自信がない」　と思って尻込みしたり、諦めたりすることってありますよね。

どうしたら自信をもって、物事に挑戦できるでしょうか？

私には、「自信がない」という言葉を聞くたびに思い出すエピソードがあります。

私が、高校時代のことです。

その高校は新設校だったためか、生徒全員が何かのクラブ活動に所属しなければならないという規則がありました。

運動神経が鈍く、サッカーや野球なんて絶対無理と思った私は、自分にもできそうな弓道部に入部しました。

弓道なら、機敏さや体力がなくてもできる上に、何しろ、矢が的に当たる嬉しさも加わって、私は、いつの間にか夢中になって、毎日練習をしていました。

半年くらい経った頃のことです。

顧問の先生が、「来月、段位審査がある。受験希望するものは手をあげよ」とおっしゃいました。

８人の部員は、全員、手を挙げませんでした。

すると、先生は、突然、怒り始めました。

「誰も受けないのか！」

すごく怖い先生だったので、ピリッとした空気が流れました。

当時、部活でまとめ役をやることが多かった私は、恐る恐る言いました。

「あの、まだ、受かる自信がありません」

すぐに先生が怒鳴りました。

「馬鹿者！　じゃあ、いつ、自信ができるんだ！」

誰も答えられません。

しばらくの沈黙の後、先生は静かに言われました。

「自信があるからうけるんじゃなくて、受けるから自信ができるんだ」

弓道に限らず、およそ何かを修行する場合、いつまでたっても「これでいい」という自信はできないものです。

簡単に「これでいい」と思えるようなら、それは過信であり、傲慢であるということ。

自信がなくても、決断して行動するから、自分が成長し、その行動こそが自信のもとになる。

結局、８人の部員のうち、５人が審査を受け、合格したもの、不合格だったものもいましたが、その後、審査を受けたこの５人は、受けなかった３人に比べて、明らかに上達して、試合で活躍するようになりました。

新しいことへの挑戦は、誰も自信がありません。

だからこそ、行動して自信をつけていく。

「自信があるから行動するのではなく、行動するから自信ができる」

怖かった恩師の言葉は今でも大切にしています。

さあ、今日も自分の道を一歩ずつ。。。

「自然界の法則で、自分らしく」