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季節を表わす二十四節氣【霜降】

【寒露】2023年10月24日(~11/7日)

急激に秋が深まってきて、日が短くなったのを実感させられますね。

朝晩の冷え込みも増して、

前節の【寒露】の露(つゆ)から冷たい「霜(しも)」へと変わり、

冬の足音が聞こえてきそうな節氣を迎えます。

 

露が陰氣に結ばれて霜となりて降るゆえ也

時雨が降った後に雨の露と陰の氣で霜が降りて、

空気中の水蒸気が氷点下になると「」となります。

 

といっても土の少ない都会では、

霜の降りる土がなかったり、霜が降りるほどの冷え込みも少なかったりですので、

小さなお子様は“霜柱”を知らないかもしれませんね。

さすがに私の幼い頃は、都内でも寒い朝はわざと霜柱を踏みながら登校しましたけど…

〜七十二候〜

春夏秋冬、一年間を二十四分割した二十四節気を更に三分割したのが七十二候。
⁡季節それぞれの出来事をそのまま名前にした言の葉、約五日ごとに移ろう細やかな季節。

 

①初候・第五十二候 10月23日~10月27日

霜始降(しもはじめてふる)

北国や山里で霜が降り始める頃

空気中の水蒸気が氷点下に冷えたものに触れて、

微細な氷の粒となって付着する(=昇華という)…これが『霜』

 

その霜が「降る(ふる)」と表現するのは、

昔は霜も“雪”のように空から降ってくると思われていたからだそうです。

今は霜が「降りる(おりる)」といいますよね…

 

あらっ⁈

“雪が降る”と“霜が降りる“ …漢字は同じですね。

 

霜が降りるには、その周辺の温度が0℃以下で風がないことが条件なのですって。

気象庁で発表される気温は地上から1.5mの高さの数値。

つまり気温が3℃と発表されていても、地面の温度は0℃以下になっていることもある…

 

そんな訳で予想気温が3~4℃であっても、

農作物や植物などは霜被害を避ける為の対策が必要ですので「霜注意報」発令となるのですね。

②次侯・第五十三候 10月28日~11月1日

霎時施(こさめときどきふる)

パラパラと小雨(しぐれ)が降り出す頃

しとしと降り続くのではなく、通り雨のようにすぐに止んで

雲間から青空がのぞいたりします。

“女心と秋の空”⁈ というところでしょうか…

 

秋晴れの夕焼けを『茜空(あかねぞら)』といいます。

濃いめの赤の茜色…

強さと優しさを兼ね備えているようなこの色。

 

吉野ヶ里遺跡から茜色の絹布が発掘されているということは、

古来から使われていた色なのですね。

 

初時雨は山の動物達が冬支度を始める合図だと言われていて、

太平洋側は晴天が続き、日本海側は低い曇り空になります。

③末侯・第五十四候 11月2日~11月6日

楓蔦黄(もみじつたきばむ)

平地で「もみじ」や「つた」が色づいてくる頃

葉が赤色に変わるのを『紅葉』…もみじなど

葉が黄色に変わるのを『黄葉』…銀杏など

 

美しい紅葉の条件は

・昼夜の温度差が大きい
・十分日射しが届いている
・適度な湿度がある

などだそうです。

 

紅葉(こうよう)とは樹木の冬支度です。

冬に葉を落とす木々は、秋になり気温が下がり始めると葉への糖分や水分供給を止めます。

 

植物学で 「もみじ」ってないんですってね。

もみじは『かえで科かえで属』でカエデの別名なのです。

でも「紅葉」は「もみじ」と読んじゃいますよね。

 

秋も深まったこの時期

「十三夜」という、美しい月を鑑賞する慣わしがあります。

 

十三夜に曇りなし” と言われ、空気が澄み綺麗な月が見えるようです。

 

十五夜を見て、十三夜を見ないのは「片見月」と呼ばれて、縁起がよくないとされているそうですよ。

 

「栗名月」「芋名月」とも呼ばれて、

十五夜(9月29日)の約一ヶ月あと

つまり“後の月”も美しく輝いているようですので、夜空を見上げてみましょう!

 

十五夜の完璧な月とはまた異なる、ほんのちょっと未熟な未完成なこの日の月。

そんな月に注目して称えるというのも素敵な感性ですよね。

 

今年の『十三夜』は10月27日です。

 

現在「秋土用」期間です。

10月21日に秋土用入りし、11月7日まで

土用丑の日は10月22日と11月3日です。

そして31日はハロウィン

ケルト民族のサウィン祭りが起源で、ケルトでは11月1日が新年ですので、

つまり10月31日は大晦日。

 

先祖の霊に紛れて悪霊も一緒に来てしまうので、

人々は追い払うため仮面を被ったり仮装したり、魔除けの焚き火を行ったりしたそうです。

 

それがキリスト教圏に広がり、

秋の収穫をお祝いして先祖の霊をお迎えすると共に悪霊を追い払い、

死者の魂を慰めるお祭りになったようです。

ー 日本の『お盆』みたいですね!

 

「ジャック・オー・ランタン」

かぼちゃを怖い顔にくり抜いて窓辺などに飾り、魔除けとして悪霊を怖がらせ追い払います。

ー 日本の『鬼火』のような存在ですね!

 

『トリック・オア・トリート』と子供達の可愛らしい声

『ハッピーハロウィン!』と返してお菓子を渡す(悪霊を払う)

 

こんな微笑ましいハロウィンでしたら、いいですよね。

ちびっこ達のハロウィン仮装はとても可愛くて楽しいです♪

あらっ⁈ 

今年は連日となってしまいますが…

11月1日は「亥の子祝い」です。

 

亥の月(新暦で) 、11月
亥の日(今年は)、1日
亥の刻、21~23時

に『亥の子餅』でお祝いする行事があります。

 

その年に収穫された大豆・小豆・ささげ・胡麻・栗・柿・糖(あめ)を、

新米に入れたお餅でイノシシの子供“ウリ坊”の形に作ります。

そのお餅を食べて無病息災や子孫繁栄を祈ります。

 

また五行説(木・火・土・金・水)で『亥』は「水」にあたりますので

「火」に打ち克つ力を持っているとされ、

「亥の月,亥の日から火を使い始めると安全」とされていました。

 

昔はこの日に合わせて、炬燵(こたつ)を出したり囲炉裏(いろり)に火を入れたりしました。

茶道でも畳に埋め込んだ炉を開く『炉開き』をしていたそうです。

 

 

スイッチひとつで一年中快適な温度になる現在では考えられないですが、

日常の快適な生活のためにだけに費やす、例えばこのような火を起こすための時間…

 

何故かとても貴重で優雅な時間に思えてきます。

 

もちろん昔の住宅事情もありますよね。

なにしろ紙や木や土で建てられた住まいですもの。

火事はとても怖いことでしたでしょうね。

 

 

もうすぐ秋ともお別れでしょうか。

 

美しく彩られた“山粧う”風景から、

静まりかえる“山眠る”季節へと移っていきます。

 

冷え込みも厳しく、一日の気温差も激しい季節の変わり目です。

お氣をつけてお過ごしくださいませ。

ミッションメンタリング協会
認定マスター
周防千賀子

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