また今日も、陰陽五行に学ぶ「人生の成功法則」についてお伝えします。
前回は、
過去は金、引きずらないで断ち切る、
未来は木、諦めないで実践し続けるとお伝えいたしました。
昨日、書き終わってから、ふと不安に思いました。
未来について、誤解をしてしまうかもしれないと思ったのです。
今日は、未来についての捉え方について補足しておきます。
未来に向かって諦めずに進み続けることは大切ですが、
ただ、未来を過度に期待してはいけないということなのです。
特に未来の出来事、運命を扱う算命学では、このことを注意しています。
運命は、持って生まれたもの(宿命)と、
その人を取り巻く環境との化学反応で
変わって行くということが大原則なのです。
占い師さんは、よく、宿命図を見て、
「来年はこうなります、再来年はこうなります、5年後、10年後は・・・」
というように予測します。
しかしそれは、あくまでも宿命図からの一面的な推定であって、
その人の未来は、
その人が環境をどのように捉え、
どのように自分らしく生きて行くかによって変わって行くのです。
だから、「未来は明るい」と言われて、
これは良いとばかりに慢心して努力しないと、
やはり運勢は下がりますし、
「あなたの未来は大変だ」と言われて、
「やった!これは成長のチャンスだ」と
プラスに捉えて努力すれば、運勢は上がります。
算命学の宗家、高尾先生は、言いました。
「今、ここ、自分を大切にして、
どのように自分の持っているエネルギーを燃やすのか、
それを追求しながら、
主体的に環境を整えていくことが大切です」
未来への過度の期待、慢心を戒めているのです。
今日も、最後に、オグ・マンディーノ『地上最強の商人』から、一節をお届けいたします。
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私は、今日が人生最後の日であると心得て生きる。
私は、昨日のことを忘れることにしたが、同時に、明日のことも忘れることにしよう。
不確実な未来のために、確実な現在を放棄するのは愚かなことである。
砂時計の中で、明日の砂が今日の砂より先に流れることがあろうか。
朝、太陽が二度昇るということがあろうか。
今日という道の上に立ちながら、明日の行為がなせるであろうか。
明日の金を、今日の財布に入れることができようか。
明日の子供が、今日生まれることがあろうか。
明日の死が、後方へ影を投げかけ、今日の喜びを暗くしてしまうとでもいうのか。
出あわないかもしれない事件を氣に病む必要があろうか。
起こらないかも知れない問題に、いまから悩む必要があろうか。
答えはすべて、「ノー」である。
明日も、昨日とともに葬られているべきものである。
私は、もはや明日については考えない。
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では、今日も、
今、ここ、自分を充実させる1日にしていきましょう!
篠田法正でした。
自然界の法則で、自分らしく。